11月19日は部分月食だった。それも月の約98%が欠ける「ほぼ皆既月食」と呼べるもの。天気予報も晴れ模様で期待度大。今年の5月26日の「皆既月食」が曇り空で、まともに見られず残念だったので、なおさら期待していた。
ところが予報よりも雲が多く(個人的な感想)、半分強欠けた17時過ぎは、薄い雲が表面を覆いクリアに見えない。
ちょこちょこ夜空を何度も見上げていたのだが、状況は変わらず。食が最大となる18時ころも肉眼ではぼやけた状態。まあ、写真では赤銅色に見える「ブラッドムーン」っぽく写ったので良しとしよう。
一般的に「ブラッドムーン」になるのは皆既月食の場合だが、今回は先にも書いたように98%が欠ける「ほぼ皆既月食」なので赤く見えた。ちなみに月が赤く見えるのは、太陽光のうち波長の長い赤い光は散乱されにくく、大気を通過し屈折することで地球の影の中に入り込むからとされる。
月が高く上って行くにしたがい雲も晴れ、クリアな状態になってきた。しかし、そのころには興味も失せていた。
雲の多い天候に「またかよっ!」と思ったが、これはしょうがないこと。見えただけ良かったと思わないといけないかな。
Astro Arts のページに投稿写真が載っていたので、1枚拝借させてもらった。北九州市の18時18分の月。
いつかはこういう写真を撮ってみたいものだ。
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