11月1日の産経新聞(Web版)に掲載された「立民『論客』相次ぎ落選 『批判だけでは支持されず』」との見出しが目に入った。後半部分は納得なのだが、前半部分の「論客」にはどうにも違和感を感じた。まあ、取りあえずという感じで読んでみた。
今回の衆議院選で落選した立憲民主党の辻元清美、黒岩宇洋、今井雅人、川内博史のことを書いていた。書いていたと言っても非常に短い記事。
「論客」って? と思ったが、辻元は「週刊誌報道をベースに質問」、黒岩は「(安倍元首相から)真っ赤なウソと反論された」とか、「論客」とはかけ離れたエピソードが書かれている。
確かに、辻元の質問に中身はまったくなのはいつものこと。安倍元首相からも「意味のない質問だよ」と言われる始末。黒岩は桜を見る会の前夜祭に「銀座・久兵衛の寿司が出た」と真っ赤なウソ発言をしていた。しかも後にウソがバレると、言ってないと言いだす始末。
今井雅人は国会議員でいることが目的のヤツで、旧民主党を振り出しに毎回政党を変え(日本維新の会、維新の党、希望の党)、いずれも比例復活で当選してきたヤツ。
川内博史は「オスプレイって重さ15トン。15トンの鉄の塊は15万円。それがなんで200億円にもなるの」と、わけの分からないバカ発言。他にも、ツイッターで「(コロナ禍で)1年我慢してきた。正月も帰省しなかった」と書いたが、実は正月に帰省したことがバレても知らん顔。
こんな連中のどこが「論客」って思ったが、これって産経の「当てこすり・皮肉・嫌み」と考えると、妙に納得。
記事の最後に立民中堅議員の声として「最前線で批判ばかりしていた人が軒並み落ちた。路線を変えないと、支持は得られない」と報じているが、まさにその通り。「何でも反対」「揚げ足取り発言」「自分の甘い」「ブーメラン連投」連中に未来はない。
しかし、これこそが枝野が選んだ楽な道。不勉強でも議員が務まる。そんな枝野は辞意を表明したが、後任を見れば立民の本気度が分かる。万々が一、蓮舫や長妻昭、原口一博などを選んだ日には、立民は間違いなく消滅する(党首選に出るか知らないが)。
でも、その方が日本にとって良い選択だということは、普通の国民ならよく理解しているだろう。
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