テレビ朝日の「大下容子 ワイド! スクランブル」で、「不適切な演出」が行われていたとして、番組内で大下容子アナらが謝罪するとともに、番組HPに謝罪文(らしきもの)を載せた。
内容は番組スタッフ(社外チーフディレクター)が視聴者からの質問を装って自ら作成し、その質問を放送していたという。当事者は「過去に読んだ質問や意見も踏まえて、視聴者が聞きたいこととニュアンスが同じであれば、自分が事前に用意した想定質問を使っても問題ないと思っていた」と言っているという。
まあ、どんな質問が作られていたかは、だいたい想像がつく。だってあの「椿事件」を起こしたテレ朝だからね。チーフディレクターからすれば「チッ、バレちまったか」が本音だろう。
だいいち、番組HPに載った謝罪文(らしきもの)は「不適切な演出について」となっているが、「やらせ」「捏造」だろう。しかも内容は「再発防止を徹底し、信頼回復に努めてまいります」だけである。再発防止策が策定され次第公表するとは書いてない。つまり、この程度の謝罪文(らしきもの)で終わりにするつもりのようだ。
テレ朝は他社・他人の不祥事に関しては、極めて厳しく放送で批判している。そんな連中が、自分の不祥事では「再発防止を徹底しまぁ~す」はないだろう。
よくこいつらが言う「説明責任を果たせ」はどうなっているんだ? 実践できていると考えているのだろうか? それに、「不適切な演出」のあったコーナーだけ休止して、番組自体は通常放送しているのは適切なのか? すべてのコーナーで「不適切な演出」がないことは確認したのか? さらには、他の同様番組の確認はしたのか?
日本の製造業なら当たり前にやることだ。1ラインで起こったことは他ラインでも起こる可能性がある。さらには他工場でも起こる可能性がある。そこまで徹底した再発防止を行う。常識だ。
まったく以て自分の甘い連中だ。
こんなテレ朝は、今年に入ってから不祥事続きだ。
「サンデーLIVE!!」のスタッフ6人がカラオケ店で騒いで、うち5人が新型コロナウイルスに感染(5月)
社員が都内のマンションに忍び込み、ワイヤレスイヤホンを盗んだとして、窃盗と住居侵入容疑で逮捕(5月犯行、8月逮捕)
東京五輪番組スタッフ10人がカラオケ店でバカ騒ぎし、20代女性社員が退店時に飛び降りて骨折・緊急搬送された(8月)
社員が東京五輪関係者用の非売品ピンバッジを「メルカリ」で高値で転売し利益を得ていた(9月)
実はこれらの不祥事に関して、当事者の処分のみで組織として何の対策もされていないらしい。一部報道では、今ごろになってテレ朝上層部は「局員向けにコンプライアンス講習会を開くことを検討している」だそうだ。
こんな連中が、公共の電波を使って偏向放送をしている。そうでなくともテレ朝はただの社員ごときが偏った個人的意見を垂れ流し、印象操作をしまくっている(朝の某ワイドショー)。
こんな放送局が公共財としての電波を、安価で使うことは許されない。ただちに停波し廃業しろ!
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