立憲民主党の小西洋之と杉尾秀哉が、特定のツイッターアカウントを相手取り、名誉毀損による慰謝料を求める訴訟を起こした。特に小西洋之は過去からツイッターでの自身への批判に難癖をつけ、法的措置をとると恫喝ともとれる言動をしてきたヤツでもある。そのたびに言論弾圧だと批判もされている。

どんな内容なのかと確認したら、微妙だった。

2人が訴えた元になったツイートは、産経新聞の某コラムを紹介したもの。森友問題に絡むものだが、その中に「福島瑞穂氏、森裕子氏ら野党は近畿財務局に乗り込み、数時間も居座り、押し問答を続けた。また東京では翌日、民進党の杉尾秀哉、小西洋之両氏が財務省に乗り込み、約1時間、職員をつるし上げている。当該職員の自殺はその翌日だった」とある。

このコラムを要約する形で、ツイ主は「近財職員は杉尾秀哉や小西洋之が1時間吊るしあげた翌日に自殺」とツイートに書いている。

元コラムの事実関係を書けば、小西らがつるし上げたのは東京の財務省職員で、自殺した近畿財務局の職員ではない。また、福島瑞穂などが近畿財務局に居座ったことと、職員の自殺との因果関係は不明。

「近財職員は杉尾秀哉や小西洋之が1時間吊るしあげた翌日に自殺」とのツイート内容は、主語が不明確なため解釈に誤解が生じる可能性がある。

このツイは、小西らがつるし上げたのは自殺した職員、とも読める。また、事実関係を時系列に並べただけとの解釈も可能だ。しかし、前者の解釈が可能なことから、東京地裁は発信者情報の開示を認めたのだろう。

ツイ主は言いたいことの主眼である「左派メディアは野党に都合が悪いことは報じない」に特化すれば良かったと思われる。なまじ、小西らの権力を笠に着た恫喝まがいの行為(国会議員の国政調査権を逸脱している)を訴えようとしたことが、主語を曖昧にした誤解を招く文章になったのかもしれない(ツイ主を擁護しているわけではない)。

微妙なのは、意図的に「小西らがつるし上げた職員が自殺した」と誤読に誘導しようとしたのか、それともコラム内容を誤読していたとか別の理由があるのか、だ。

前者ならば、アウトだと思う。こういう行為は朝日新聞並みの愚かさだ。なぜなら、この主語を曖昧にして意図的に誤読に誘導する(印象操作する)のは、朝日新聞の得意技だからだ。過去には、編集委員が見事に引っかかるという無様な姿をさらし、笑い者になったこともある。

一般人が情報を発信する機会はSNSの発達とともに多くなった。誰でも何でも発信できる。当然、そこにはあやふやな情報も含まれる。それを以て既存メディアは「ネットはデマが多い」と吹聴する。

自らデマを垂れ流した上で開き直るクズメディア(朝日など)に口実を与えないためにも、正確な情報発信を心がける必要がある。インフルエンサーなら尚更のことだ。

もうひとつ言いたいのは、これ見よがしに訴えた立民議員両名のことだ。国会議員という権力者が一般人(今回は会社のようだが)を訴えることは、スラップ訴訟と紙一重だということ。小西と杉尾の本心はいかに。

小西は「政治家の言論が、適正な批判あるいは国民のみなさまからの監視を受けることは、民主主義社会にとって必要不可欠なことだと考えています」と、どこかのインタビューで答えているが、そのわりには片っ端からツイッターブロックしてるようだけど。

それに、質問しただけで「法的措置をとる!」って恫喝まがいのことをしていたことも知ってるけどね。