朝日新聞に「無観客でも『リスクはゼロにならない』 都医師会の警告」という記事を見つけた(7月9日)。東京都医師会の新井悟理事の発言などを中心に、姫野直行という記者が署名している記事だ。
簡単に言えば、新井理事に東京五輪を批判させている中身の薄いもの。既得権益を守ろうとする東京都医師会の人間と、政治的な意味合いから東京五輪に反対する朝日の思惑が一致していることを見事に示す記事である。
内容は取り立てて新鮮味のあるものではない。はっきり言えば、どうでもいい。勝手に言ってろ! ってレベル。ただ、この新井悟という人物は医師会の人間なので医師だと思うが、政治的に凝り固まると、こうもバカなことを言えるようになるのかと思う。
朝日・姫野の「無観客になれば、『安全・安心』と言えるのか」との問いに、「リスクはゼロにならない」だって。
そりゃそうだろう。何をどうやってもリスクをがゼロにすることはできない。医学的見地からもそうだし(新型コロナに限らず)、医学以外の一般事象に対してもだ。リスクがゼロのものなど、この世に存在しないと言っても良い。
街を歩いているだけでも、いつ飯塚幸三のようなヤツが突っ込んで来るか分からない。いつ朝日にウソ記事を書かれて名誉が毀損されるか分からない。リスクは何についてもつきまとうものだ。
新井と姫野に問いたい。東京五輪にリスクゼロを求めるなら、他のイベントにも同様でないといけないのではないか? なぜ高校野球(夏の甲子園)はいいのか? 現在地方予選が多くの都道府県で開催中だが、いずれも有観客だ。また、現在開催されている大相撲の興業も有観客だし、プロ野球もだ。なぜこれらにはリスクゼロを求めないのか?
今回のコロナ禍の中で新たに世間に知らしめられたことに、日本医師会を始めとした医師会が、決して医師全体を代表する組織でもなんでもなく、開業医の既得権益を守ろうとする集まりでしかないということがある。
コロナ治療に何ら協力することなく、自らの利益確保に奔走する医師連中のみすぼらしさ。何も協力しないにもかかわらず、「医療崩壊する!」などと脅迫だけは一人前に行う。
そんな医師会を政府批判のために重用し、思惑通りの発言をさせる朝日。そんな朝日は7月12日にも「五輪のバブル方式『危険性ある』 複数の医師会から懸念」との見出しで、日本医師会と五輪開催地の医師会連中(当然、東京都医師会も含む)の戯言を垂れ流している。見出しからしてアホ丸出しだ。「危険性ある」って「リスクはゼロではない」と同じことを違う言い方をしているだけじゃないか。
見事にシンクロするクズ組織。
*地方医師会で、積極的にコロナ治療に協力しているところがあれば、それは申し訳ありません。ただし、ワクチン接種に協力しているなんてのは連中の戯言だ。バカ高い接種料欲しさのことでしかない。
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