朝日新聞の世論調査結果(5月15日・16日調査)が報じられていた。見出しは「菅内閣支持、急落33%」。

4月の調査結果と比較し支持率が40%から33%に下がり、政権発足以来の最低タイとなったという。この背景には新型コロナ対策、特にワクチン接種への不満があると書く。

そして自民党の支持率も35%から30%へ低下。現時点で衆院選比例区へ投票を聞くと、自民は40%→35%、立憲民主党は14%→17%になったと嬉々として報じている。

朝日は記事中で書いてないが、立民の支持率は7%(4月6%)だった。立民への支持率はまったく上がっていない(調査結果を記載する欄では書いているが)。

つまり、菅内閣の支持率が下がり自民党の支持率が下がっても、立民が支持されているわけではないと言うこと。朝日はかろうじて立民の数字が上がっている「現時点での衆院選比例区の投票先」を持ってきたが、恣意的な記載だと言える。

しかも、実はこれらの数字は1月の調査結果とほぼ同じなのである。
1月結果
自民党支持率34%・比例区投票39%、立民支持率7%・比例区投票16%
今回
自民党支持率30%・比例区投票35%、立民支持率7%・比例区投票17%

何てことはない。朝日は4月に比べ立民の比例区投票が上がったと報じたが、実際は1月データと同等に戻っただけのことなのだ。

朝日は菅内閣と自民の支持率が下がり、立民への投票割合が上がったと嬉々として報じたのは、実はまったくのまやかしだと言うことになる。それにしても、朝日がこれだけ過保護にしてきた立民が、まったく国民から信頼を得ていないことには笑うしかない。

そりゃそうだ、コロナ禍という日本の危機においても党利党略を優先し、政策提案をするわけでもなく、建設的な議論をするわけでもない。何でも反対の政党が国民の支持を得られるわけがない!

ある意味、朝日と立民は同じ穴の狢である。何でも反対の基本方針のもと、批判のためならウソ・捏造もする。しかも、それがバレても見え見えの取り繕いをする。さらには自分に甘い体質、場合々々によって言うことが変わるご都合主義。

最近、革マル枝野が政権を寄こせ的なことを言っている。笑うしかない。支持率7%の政党である。2009年(民主党が政権を獲った年、8月が衆院選だった)の1月は、自民党33.7%、旧民主党31.7%の支持率だった(テレ朝調査)。

当時、旧民主党議員は政策を語っていた。結果的に何ら裏付けのない理想論(ある意味空想・妄想)であったが、それでも政策を語っていた。それが今はどうだ?

朝日が甘やかした立民は、すっかり旧社会党化した。つまりは、日本には不要な政党だ。朝日も日本には必要ないので、一緒に消えてくれることが日本のためになると言うこと。