JR東日本は上越線・後閑駅(無人駅)で、かつて駅事務室として使っていたスペースをリニューアルし、学生向けの学習室として4月20日にオープンする。みなかみ町の提案にJR東日本が協力し、新たな賑わいの創出を目指すという。

みなかみ町内在住・通学の学生等が利用可能で、平日と土曜の午後から夜にかけて無料で利用できる。ただ、利用には会員登録、保護者の承諾が必要となる。

開室時間中は委託スタッフが常駐するので、賑やかしが居座ることなどは防止できる。こういうことは勉強以前の問題として必須。安心感は何にも増して必要だ。

利用のルールをみると、
・席取り禁止
・飲食不可
・私語を控える
などなので、図書館の利用ルールと同等と考えればいい。

また、「後閑駅ナカ学習室」でできることとして、
・電車や送迎の待ち時間に勉強ができる
・自分の将来の選択肢を広げることができる
 (常駐のスタッフがみなさんの将来の相談に乗ります)
・地域の大人たちと繋がることができる
 (経験豊富な大人と繋がるイベントも開催します)
とあるが、待ち時間の勉強以外は大層な目標を掲げたなと思う。

確かに電車・バスや送迎の待ち時間などに、気軽に勉強できるスペースを確保できることは、学生には大きなメリットになる。と思う反面、どれくらいの需要があるのだろうかとも思う。

腰を落ち着けて勉強するとなると、やっぱり最低1時間は必要(個人的な考えだけど)。それをわざわざ駅でやるか? 何となく利用登録者はそれなりの人数になるが、実際に利用する人は意外と少ないなんてならなければいいが。

別に本件を腐すつもりはまったくなく、みなかみ町の思惑通り駅に賑わいが取り戻せることを願っている。