朝日新聞が「記者が歩く 東日本大震災10年」といシリーズで、福島復興の足を引っ張る記事を書き出した。(「朝日新聞が福島復興の足をまた引っ張ってる」参照)
入社4年目という小手川太朗の記事は、最初から朝日史観で書かれている酷いものだ。小手川は震災当時学生だったので、原発事故の状況などは朝日の過去記事や先輩記者からの情報だろう。そんなものには、ほぼ事実など含んでいない。
そこにあるのは「反原発」「東電悪者論」を骨格とした朝日史観だ。「プロメテウスの罠」や竹内敬二(OB)のウソ記事、吉田所長調書の意図的曲解。科学社説担当(論説委員)・村山知博の「原発は心配だ」、編集委員・佐々木栄輔の「科学、振りかざすのでなく」に代表される「科学より感情」。
果てはSNSで垂れ流された記者連中の妄想。「原発事故による放射能の降り注ぐ下に生活をしていた事実」「首都圏の飲料水が汚染される」など。
こんなものを主体にした知識の上に、自らの取材という「お仲間」の原発批判の言説を加えると、出来上がる記事は「双葉病院では自衛隊や警察が放射性物質に阻まれて救出活動ができず、約50人が衰弱して亡くなった」。
震災後10年、人々の記憶が曖昧になってきている隙を狙った悪質な記事だ。反原発のためには捏造・ウソ・印象操作は当たり前の朝日。そこには福島復興の足を引っ張ることも厭わない悪質さ。そして、新たな風評被害を招く恐れすらある。そうでなくても、朝日は風評被害を自ら垂れ流してきたことへの反省すらないのに。
小手川は朝日史観(反原発と東電悪者論)ではない「事実」を見ることから始めないといけないだろう。もし「事実」を知った上でこのようなウソ記事を書いているなら、朝日の将来を担う「捏造記者」になれる可能性を秘めている。朝日の未来のエースだ(苦笑)。
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