韓国・文在寅大統領が年頭会見で、徴用工問題に関し「(資産の現金化は)望ましくない」、慰安婦訴訟に関しては「困惑している」としたうえで、慰安婦合意は「両国間の公式合意と認める」と発言した。
朝日新聞は1月20日の社説「文大統領会見 解決へ実効的な行動を」で、「従来より踏み込んだ考えを示した」「自分の言葉で関係改善に向けた見解を表明した」と高評価。「解決への取り組みに本腰を入れるべきだろう」「事態を沈静化させてもらいたい」と韓国側の行動を促してはいるが、いつからの懸案事項だと思っているのだ。しかも、すべて文が引き起こした問題ではないか。
真に解決したいと考えているのなら、こんな言葉を今ころ発しても何の意味もない。具体的な内容を伴ったものでなければ、まったく意味をなさないのは言うまでもない。
今後の行動を担保したわけでもないこんな言葉を「評価したい」とは、さすが朝日だ。そして朝日はお決まりの「日本も協力しろ」と言う。呆れるしかない。
日韓請求権・経済協力協定で日本は無償で3億ドル、有償で2億ドルの供与を行った。請求権問題は「完全かつ最終的に解決された」と明記された。韓国政府も「日本側が拠出した無償3億ドルに個人補償問題の解決金が含まれている」との見解を明らかにしている(2005年)。
慰安婦合意(2015年)も「最終的かつ不可逆的な解決を確認した」ものである。これらの事実を朝日はどう解釈したうえで「日本も協力しろ」と言っているのか?
ちゃぶ台をひっくり返してきたのは、すべて韓国側だ。文在寅と言ってもいい。徴用工、慰安婦とも日韓で話し合う問題ではない! すでに韓国の内政問題になっているのだ。現時点で、日本が協力する内容は何もない。
最後にひとつ。朝日はこの社説内でも慰安婦問題に関し「被害者たちの 云々」と書く。では加害者って誰なのか? 主語を明確に書けと言いたい。主語を書けば、慰安婦問題と称するものの実態はすぐ分かる。だから朝日は書かない。本当にクズ紙だ!
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