12月21日(日の入り後1時間くらいの間)に木星と土星が超大接近する「グレート・コンジャンクション」が見られる。もちろん、現時点でも接近している両星を見ることが出来る。

グレート・コンジャンクション
12月17日(東京17:30)の天空図(AstroArtsから)。

ひとつの視野内に木星と土星を肉眼で確認出来る。天体望遠鏡だけでなく倍率の大きい双眼鏡の類いがあれば、木星の4つの明るい衛星(カリスト・ガニメデ・イオ・エウロパ)をも見ることができる。

図のように17日は木星と土星にプラスして細い月が並んで見えたので、3つの星がひとつの視野内に見えた。

木星と土星の接近は約20年に一度起きるが、ここまで接近するのは1623年以来らしい。また、次にこの近さでコンジャンクションが起きるのは2080年なので、観測できる最後のチャンスということになる。オレは何の観測装置も持っていないので、肉眼で眺める程度になるけどね。

木星と土星の「グレート・コンジャンクション」と言っても、もちろん地球からの見た目であって、宇宙規模の距離を考えれば騒ぐほどではない。ましてや一部でささやかれる「天変地異」なんて・・・。