社民党臨時党大会
社民党は11月14日に臨時党大会を開催し、希望する党員・地方組織の立憲民主党への合流を認める議案を賛成多数で可決した。国会議員4人のうち福島瑞穂を除く3人が離党する見通しで、社民党は消滅へ大きく前進した。

2017年の参院選(比例区)で得票率が2.09%と2%をかろうじて超えたため、2025年までは政党助成金も交付される。しかし2022年の参院選で改選を迎える福島瑞穂が落選すれば、その時点で政党としての資格を失う。多分そうなるだろう。

旧社会党時代からの地方組織は、なんだかんだ言っても健在。沖縄と大分を除けば取るに足りない組織だが、何の実績もないくせにプライドだけは高い。だから今回の議案も出席代議員167人中、賛成は84人。やっと可決された。

立民からすれば脆弱な地方組織を補うメリットはあるのかもしれないが、それ以上に大きいのが自治労をすべて取り込むことができるということ。社民党の吉田忠智も自治労の組織内議員。

まあ、自治労と日教組の支持を得ているということは、現実的な政策が出来ないこととイコールなので、立民が国民政党には絶対になれない証拠でもあるけど。

今さら社民党が消滅しても何の影響もないけど、立民が「何でも反対政党」を正式に引き継ぐ襲名式だと思えばいい。左翼労組が支持し、極左化石政党が合流する。こんな立民が野党第一党であることが、日本の最大の不幸だ。実は社民党以上に日本に不必要なのは、旧社会党・社民党化している立民なんだけどね。

最後に、社民党最後の生き残りとなる福島瑞穂。慰安婦問題捏造の片棒を担ぎ、北朝鮮による拉致はないと言い張ったことなど、惨めな最期を迎える前にきっちり謝罪しておいたほうがいいぞ。