立憲民主党と国民民主党などの合流新党は、党名は立憲民主党、党首は枝野幸男に決まった。その未来は暗澹たるものだ。「野合」のイチャモン政党に期待する国民はいない。そんな中、新党に参加する小沢一郎の悪あがきが惨めすぎる。もともと政策の素養のないヤツだけど、「だから支持されないんだ」の典型発言をしている。

「アベノミクスは日本経済をダメにしただけ」「経済全体が取り返しのつかないことになる」「アベノミクスなる支持率狙いのお祭り騒ぎ」「安倍路線を継承するということは『経済の壊滅』を意味する」。

自民党総裁選で優位に立つ菅官房長官が「安倍政治を継承する」と言っていることを意識しての批判なんだろうけど。別に安倍政権の経済政策(アベノミクス)を批判するのは構わないが、「じゃあ、お前ならどうすんの?」に何一つ言及していない。

旧民主党の連中は小沢も含めてこの7年8月、一体何をしてきたのか? アベノミクス以上の経済政策を提案したのか? 揚げ足取りやイチャモンに終始した結果が、現状の惨憺たる状況を生んでいるのではないのか?

経済政策だけではなく、それ以外も朝日新聞の捏造や思惑に乗っかるだけで、日本の進路という大局的な方針すら出せなかったから、国政選挙で連戦連敗だったのだろう。

小沢は立民が中心となった「野合」が決まったときは、「まとまって選挙をやったら絶対に勝つよ。次は我々の政権だ」と浮かれた発言をしていたけど、合流新党に「期待する」は17%(毎日新聞)、22%(共同通信)と、当然の結果が出ている。

対案も出さずに揚げ足取り・失言狙いの質問の数々。そういう旧民主党の連中が集まったからと言って、どうして政権を託そうという気になると思うのか。国民を舐めるのもいい加減にしろと言いたい。