立憲民主党・辻元清美がラジオ番組で自民党の総裁選に関して「党員の投票もやった方がいいと思う。国民がちょっと置いてけぼりという感じがする」と発言。自民党が党員投票を行わないことを批判した。

同時期の行われる立民と国民などとの合流新党の党首選は? と思ったら、地方議員すら投票させず、国会議員のみで行われるとのこと。なんてことはない、いつもの安定ブーメラン発言。批判のための批判。バカなヤツだ。

建前上「新党」だから、党員が確定していないとかあるのは理解する。しかし、国会議員同様入党申請する地方議員なら確定するだろう。それに、実質首相を決める自民党総裁選と違って、一野党の党首選。政治空白とも何の関係もない。つまりは、やろうと思えばできることをやらないだけ。

別に「新党」が党首を国会議員だけで決めることは否定しない。どのように党首を決めるかは、その党の問題だからだ。それは自民党も同じ。それなのに、辻元は安易に批判のための批判発言を行い、見事に自分に跳ね返るバカなことをやっている。

こういう「自分のことは棚に上げて(ダブスタ)」のブーメラン発言の数々が、野党(特に立民)が広く支持を得られない原因になっていることに、まったく気付いていない愚かさ。

実質首相を決める自民党の総裁選と、イチャモン野党の党首選は意味合いが違うと言えば違う。でも、しょせんは党内の問題。党員に投票させれば何が違うのか? よく理解できない。左派系メディアの石破推しに絡めた「党員=幅広い国民」みたいな悪質な印象操作はやめろと言いたい。

辻元は立民の幹事長代行という執行部の一員。新党党首選のあり方(やり方)に意見を言える立場だ。立民と国民の現行党員にも投票させて自民党との違いを出そうと主張もできたはずだが、辻元がそう強く主張したとは聞かない。

2017年に結党して以来、一度も代表選をしなかった立民。そんな政党所属の辻元が他党の総裁選について口を出す愚かさ。新党参加の小沢一郎は「衆院解散がささやかれているときに代表選をやることは好ましくない」と言っていた。他党に口出しする前に、新党の党内民主主義の議論でもした方ががいいのではないか?