救急車が交差点で右折しようとしても10台以上の車が前を素通りし、立ち往生している様子を映した動画が、ツイッターのTLに流れてきた。
その動画を観ると、確かに「ちょっと酷いな」。救急車はサイレンを鳴らすのはもちろんだが、「右に曲がります。ご注意下さい」とのアナウンスを何回も流している(写真は動画の一部)。
最初に動画を観たときには気付かなかったが、別ツイートでこれが館林市での出来事と知って、ちょっと驚くというか複雑な気持ちに。救急車に道を譲らずに、前を素通りしていた多くが群馬県民なのかと。
あんまり他県まで足を伸ばさないので、運転マナーに関しての各県比較ができるまでの経験は無いけど、それほど群馬県民の運転マナーが悪いとの認識はもっていなかった。でも、こんな動画を観せられると・・・。
山本一太知事にも情報が入ったようで、「県民の皆さん、緊急車両には道を譲っていただくようお願いします。!人の命がかかっています!」とツイート。また、動画はTV(ワイドショー)でも紹介され、全国的に広まっている。
動画は8月9日に投稿されているが、8月4日の15時過ぎに撮られたようだ、ちょうど梅雨が明けていきなり猛暑が始まったころ。多くの車が窓を閉め切りエアコン全開だったと推定される。
だからといって「サイレンが聞こえない」との言い訳にはならい。
以前に一度だけ、明らかに救急車の進路を妨害しているバカを見たことがある。救急車の前で道を譲らないばかりか、蛇行運転を繰り返し前に行かせないようにしていた。
この時は、さすがに救急隊員も業を煮やし「救急車の進路を妨害すると、違反に問われる可能性があります」みたいなアナウンスをしていた。明確な道交法違反だ。救急車に取り締まる権限はないし、そんなことよりも搬送優先だし。救急車(救急隊員)からすれば辛いところだ。
現時点でこの動画は317万回再生され、ツイートは5.3万回リツイートされている(いいねは11.5万回)。館林市は暑いことでそれなりに知名度が上がったが、以降運転マナーが悪いという知名度も上がりそうだ。
群馬県民に限らず全国のドライバーみなさん、緊急車両には適切に道を譲りましょう。
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