7月3日のNHK「あさイチ」(生放送)で、料理評論家の平野レミが自ら開発した調理鍋「レミパン」について、「レミパンっていって私が開発したのよ~」と笑顔で言ってしまったという。すぐに近江アナから「あまり宣伝は・・・」と注意されたと報じられた。
NHKの原則から言えば、個別企業や個別商品のPRになるようなことは放送しないとされる。生放送ならではハプニングと言ったところ。大昔の話になるが、山口百恵のプレイバックパート2という曲中の「真紅なポルシェ」という歌詞を「真紅な車」と歌わせたくらいだ。これがポルシェの宣伝になるかは大いに疑問だが。
ところが、そんなHNKも韓国や中国企業になると話が変わるらしい。韓国・サムスンや中国・ファーウェイが新型スマホを売り出せば、看板ニュース番組「ニュースウオッチ9」で大々的にコマーシャルのごとく長時間にわたって商品紹介を垂れ流す。
それを考えれば、平野レミが自身の調理鍋についてちょっと口走ったくらい、どうって事はないだろうが。
こういうNHKのおかしな報道姿勢は、ますます顕著になっている。簡単に言えば「偏向している」放送内容が増えている。特に報道番組は酷い。
古い話になるが、2001年の「問われる戦時性暴力」では特定勢力のプロパガンダ放送を垂れ流した。これには朝日新聞が安倍首相(当時は若手議員)などが内容を変えるよう圧力をかけたと捏造するオチもついた。
2014年には「ニュースウオッチ9」で大越健介(当時のキャスター)が「在日コリアンの1世の方たちというのは、1910年の韓国併合後に強制的に連れて来られたりした人たちで、大変な苦労を重ねて生活の基盤を築いてきたという経緯があります」と、とんでもないデマを垂れ流した。
これに対しNHKは「個人の意見」などと許容している。「個人の意見」ならデマも構わないという呆れた物言いだ。現在の有馬嘉男も相当酷いらしい。NHKはほぼ観ないので、ツイッターなどのまた聞き情報になるが。
こんなNHKに受信料を払わされた挙げ句、偏向番組を観せられる事への反発は多い。悪質な委託業者(一部かもしれないが)に強引に契約を結ばされ、観たくもない偏向番組を作られ、社員連中の給料は高い。こんなNHKに受信料など払いたくないという感情は、ある意味まっとうな考えだ。
だから「NHKをぶっ壊す」とスクランブル化を主張したN国党が、参院選で1議席獲ったのもNHK嫌いが多いからだろう。まあ、最近のN国党は党首が色々勘違いをしているようだが。先日NHKが映らないTVシステムなら受信契約は不要との判決(東京地裁)が出て喝采を浴びているのも、同じ理由だろう。
現在、NHKのあり方が問われていると思う。内部に巣くう特定勢力が幅を効かせている現状は、公共放送として相応しくないのは明らかだ。特定勢力の意向に沿った報道や番組作りを続けるならNHKなど不要だ。
最低でもスクランブル化、さらには個別番組毎の購入という方法にするなど、国民に選択肢を与えるべきだ。
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