朝日新聞・福島申二のコラムを批判した件で、朝日の「100円ラーメン」捏造に触れたが、そのことを書いてないことが分かったので、改めて内容を書いておく。
(「安倍首相の『言葉』を批判する朝日の『言葉』は?」参照)
平成元年(1989年)4月に消費税が導入された(3%)。この時の広島県版に「消える100円ラーメン」という記事が載った。
内容は広島大学近くのラーメン屋「じゃが亭」の名物「100円ラーメン」を取り上げたもの。消費税の導入で仕入れ代金などが上がり、家賃が払えなくなる。ギリギリで頑張ってきたが、これではどにもならない。そして「100円ラーメンがなくなったら学生さんたちに怒られる。こんな婆から税金取って苛めんでも」との女性店主(64歳)のコメントを載せる。
30年以上前の話とは言え、当時の朝日は消費税導入に「大反対」していた。昨年の消費税を10%に早くあげろとの論調からは考えられないことだ。社会情勢も経済情勢も変わっているので、論調が変わったことは責めないけど。
ところが、この「100円ラーメン」はすべてが作り話。つまり捏造。しかも記事に添えられた「ラーメン100円」の看板も、記者が手作りするという手の込みよう。記事中の事実は消費税が3%のみ。ラーメン屋という舞台設定から登場人物、セリフ、看板という小道具まで、すべてが捏造!
記事を読んだ読者から「ラーメン屋を応援したい」「ラーメン屋に行きたい」などとの問い合わせが広島支局に殺到した。反響が大きいので、支局長が記者に続報を書けと言うと、記者はしどろもどろになり「全部作り話でした」。
朝日はどうしたかと言うと、どうもしなかった。何もせずすっとぼけた。もちろん、お詫びや訂正も出さず、記者もお咎めなし。この記者は何事もなかったかのように東京本社に戻り、普通に記者生活を送っている(現在も在籍しているかは知らない)。
ちなみに、この捏造記事の直後(同年4月20日)に有名すぎる「珊瑚落書き捏造記事」が載った。(「4月20日は『朝日新聞KYの日』」参照)
落書き捏造がバレたカメラマンはクビになっている。ついでに珊瑚落書きの記事で、おもいっきり日本人を罵倒した記者は、何も謝罪することなく逃亡。優雅に記者生活を終え、時たまOBとしてにコラムを書いたりしている。後年取材していた「オウム真理教」ネタでは本まで出している。それにしても、捏造写真が元とは言え日本人をあれだけ罵倒できる「恥じない、精神の貧しさ、すさんだ心」は、さすが朝日と言える。
朝日の「批判できれば事実など関係ない」「バレなきゃ捏造もOK」との体質は現在も変わってない。この時のラーメン屋捏造記者も珊瑚捏造カメラマンも諸先輩を見習っただけ。罪の意識など皆無だったろう。
その後も「有名捏造記者」を多数輩出してきた朝日新聞。バレてクビになるのは捏造が下手だからという風潮。あれだけやった植村隆や本田雅和もクビにはなっていない。どうやら100%捏造だとクビになるが、その中に些細なことでも(ひとつでも)事実を潜り込ませるとセーフらしい(苦笑)。
これが朝日だ!
コメント
コメント一覧 (2)
その通りです。まあ、朝日は報道機関では無く、極左プロパガンダ紙ですので。
Tigerdream
がしました
Tigerdream
がしました