4月8日未明の月は、今年最大の満月「スーパームーン」だった。
月が地球に近づくタイミングで満月になると、通常より大きく輝きも増す。8日未明(3時ころ)地球に最接近し、昼間の11時35分に満月になった。満月の瞬間となる11時35分だと日本では月が昇っていないので、未明の月が最大に見えたことになる。
今年の最も遠い(小さい)満月は10月31日。イメージ図で見るとその差も分かるが、肉眼ではまったく分からないレベル(イメージ図は日本気象協会から)。
今回のスーパームーンは、地球と月の距離が約35万7000km。10月31日の満月は約40万6000km。その差は約5万km。この5万kmが満月比較で約14%違うことになる。
欧米諸国では、4月の満月を「ピンクムーン」と呼ぶ。もちろん、月がピンク色に輝くわけではない。花が咲く季節という単純な理由のようだ。
月に色が付いて見えると言えば、皆既月食の時に月が赤っぽく(赤銅色)見える「ブラッドムーン」がある(写真は2018年1月31日)。ちょっと雲がかかっていてクリアではないが(撮影技術がないという説もある)、確かに赤っぽく見える。
これは太陽光のうち波長の長い赤い光は散乱されにくく、大気を通過し屈折することで地球の影の中に入り込み月が赤っぽく見える(波長の短い青は散乱してしまう)。
ちなみにこの時の「ブラッドムーン」は、最大満月の「スーパームーン」と月に2回満月になる「ブルームーン」が合わさった「スーパーブルーブラッドムーン」だった。当時、なぜかブログ記事にしてなかったようだ。せっかく写真は撮っていたのに。
ちなみに次回の「スーパーブルーブラッドムーン」2037年に訪れる。
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