3月17日の朝日新聞に「メディア不信と向き合う 朝日新聞あすへの報道審議会」という記事があった。出だしに「新聞など既存のメディアが出す情報は『自分たちが伝えたいこと』に偏っており、事実を伝えていない――そんなメディア不信が今、広がっています」とあり、少しは自分たちのことが分かってるのか? と思い読んでみた。

オレ的には、特に朝日は「真実を伝えていない」ではなく「デマ・ウソ、捏造記事ばかり」だけど。読後の結論を先に言えば、「朝日はやっぱり分かってない」「お前が言うな」。さらには「お前らがメディア不信の元凶だ!」。

あすへの報道審議会委託の社外識者(パブリックエディターとか言うらしい)と編集部門記者の対談形式の記事。小島慶子がPEを務めているような審議会。

「(記者が)取材をどのように進めたのか読者が追体験できるように紹介」(佐古東京本社編集局長)
「人手と経費と時間のかかる取材は新聞の強み」(田玉文化くらし報道部次長)

記者はこんなに苦労してるんですよ、を表に出せば信頼の得られる記事になるとでも思っているのか? 出てくる記事がすべてだろう。刑事が「3日間徹夜で張り込みをした」と自慢しても、犯人を逃がせば「このバカ野郎!」でお終い。同じ事だ。

「記者のプロフィルや問題意識を記事に加えるなど、読者に自らを見せようと努めている」(佐古)

じゃあ「新型コロナは痛快だ」で名を馳せた小滝ちひろのプロフに、これを追加しろよ。鮫島浩、上丸洋一は「妄想左翼記者」、本田雅和、高木真也は「捏造記者」、高橋純子は「駄文エビデンス無し記者」、大岩ゆりは「扇動デマ記者」、今村優莉、渡辺志帆は「言い訳記者」とか。おっと前田直人の「空想記者」もよろしく。

「信頼性が重視される今、記者とは結局どういう存在なのだろう」とのPEの問いかけに、
「信頼を得るために異論は大切だ」(立松朗オピニオン編集長)
「異なる立場の人たちの話を聞き」(田玉)

お前が言うな! でしかないな。朝日が社論と違う異論を載せているか? あっ、安倍首相(政府与党)に対する異論はたっぷり載せるから、この異論のことを言ってるのか。

「リベラルデモクラシー、自由で民主的で穏健な社会をつくるための新聞でありたい」(根本清樹論説主幹)

朝日は「リベラル」を都合良く使っている。朝日的には左派思想を隠す言葉が「リベラル」。極左活動家もどきの社説の数々、勝手な仮定(~だとしたら、~ならば)に基づいた批判のための批判社説。こんな社説しか書けない論説委員の元締めが何を言ってるのか。権利をはき違え、何でも権利屋のごとく垂れ流す論説委員に、権利の後ろにある義務や責任というものを聞きたいわ。

「私たちマスメディアに関わる者にとって、メディア不信の広がりは深刻な問題である。メディア側が取り組める対策の一つが『自己開示』だ」(中村史郎社執行役員・編集担当)

自己開示? じゃあ、なんで不始末を犯した記者に説明責任を果たさせないのか? 逃げ得を許しておいて自己開示もない。それに、未だに捏造記事を垂れ流し、印象操作記事は当たり前。さらには記者の犯罪は一切報道しない。自己隠蔽の間違いだろう。

この「あすへの報道審議会」は、慰安婦捏造への謝罪なしや吉田調書の意図的曲解による捏造などの反省から設けられた(もちろん朝日は捏造とは言わないが)とあるが、揃いも揃ってこんな戯言を言ってるのを見ると、とても反省などとは縁遠いな。

登場記者(そこそこ偉い)連中が、みな「メディア不信」の元凶が朝日にあることに気付いていない。SNSなどの浸透による社会環境の変化のせいにしようとしている。しかも「(SNSは)デマが多い」「フィルターバブルだ」(ネットなどで自分が好む情報ばかりに触れること)とかも。呆れるしかない。

始末に負えない連中だ。

こんなのを見ると、朝日が消えていくのも早そうだな。それは普通の国民にとって良いことなので、できる限り速やかにお願いしたいものだ。