朝日新聞2月26日の社説「気候危機対策 国際機運に水を差すな」を読んで、思わず鼻白んでしまった。
「深刻な気候危機を避けるために、温室効果ガスをもっと削減しろ」「日本の目標は『13年度比で26%削減』で、90年比に換算すると18%削減にとどまる」「ところが、政府は見直しの議論を進めていない」と勢いよく政府を批判する。
朝日は批判するしか能がないとは言え、よくもまあ自分たちのことは都合良く忘れるものだと思ってしまう。
朝日を筆頭に新聞業界は何百万枚部の紙をムダに廃棄している。 「押し紙」となって消える新聞紙の原材料は主にパルプだ。パルプ内に古紙が配合されているとは言え、その元は二酸化炭素を吸収し酸素を作りだす木材だ。多くは東南アジアからの輸入で、当地でははげ山になっている山も多い。当然、治水効果も落ち、水害の発生源にもなる。
日本ABC協会データによると、朝日新聞の販売部数は約528万部(19年12月)とされる。以前から実売数は500万部を切っていると言われてきた。
朝日販売局の「有志」が取締役会を告発した内部文書では、驚異の「32%」が残紙(押し紙含む)と書かれている(2017年)。この割合を現在の販売部数に当てはめると、何と約160万部が残紙となる。
当然のことだが、朝日は押し紙の存在を認めていないが、実際には100万部を超える膨大な「紙」が廃棄されていることになる。もちろん一部は再利用されることになるが、それでも印刷工程以降多くのムダだ。
こういう表向き明らかになっていない(していない)環境破壊をしておきながら、何でもかんでも政府批判に持っていく朝日の心根の悪さ。いい加減こういうダブスタは止めろと言いたい。
自分たちの行為には頬被りするいつもの姿だ。醜いなあ。
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