中国武漢で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が蔓延している。世間の不安が大きいなか、左派系メディアが何かと政府批判に結びつけて報道している。きちんとした批判なら構わないが、後出しジャンケンのごとく結果論に終始する見苦しいものが多い。

代表としてTBSのサンデーモーニング。
1月19日の放送で毎日新聞論説委員・元村有希子が「今のところ死者は2人しか出ていない。そこまで心配する必要はない」(要旨)と発言。出演者の誰もこれに反論することなく、つまり肯定していた。

これが2月16日の放送では、「1月18日には人から人への感染が広がっていた。政府が水際対策を強化する方針を明らかにしたのは3日後の21日です」だって。あたかも政府の対応が遅かったために、国内感染者(人から人)が出たような言い分。

感染者の行動を確認してみると、1月18日に屋形船内で感染したらしいことが判明したのであって、18日に分かっていたわけではない。だいたい、サンモニ自身が19日に「心配する必要はない」と言ってるではないか。自身が垂れ流した情報はどうなるんだ? 知らんぷりのようだが。

新型ウイルスによるものだし、しかも中国が当初情報を隠蔽、その後も小出しにする状況の中で、「読み間違い」「判断ミス」をすることもあるだろう。だったら素直に判断ミスを認め(謝罪し)、その上で正しい情報を提供するのがメディアの役割ではないのか。

それなのにサンモニは自身のことは知らんぷりをし、後になって知り得た情報で「こんな状況なのに政府は!」と批判する。こういう非常識な報道を気にもしない。左翼のプロパガンダ番組と言ってしまえばそれまでだけど。

この手の報道はサンモ二だけではなく、一部の何でも批判組の政治家まで言ってるから始末に負えない。チャーター便(第1便)で武漢在住の邦人が帰国したその当日(1月29日)でも、国会で「桜がぁ~!」とやっていた連中は、今になって何を恥ずかしげもなく政府批判をしているのだろうか。

こういう「謝ったら負け病」「間違いを認めたら負け病」みたいなのに感染しているメディア関係者の方がよっぽど厄介だ。