国民民主党の原口一博と言えば「ブレブレで行動することがブレないヤツ」というのがオレの評価。旧民主党が政権を取る前から「口だけは達者」とも思っていたけどね。

そんな原口の2月8日のツイート。「民主主義が封殺された国家には、人権も安全もない」。新型コロナウイルスによる肺炎の蔓延に対する中国へのツイート。

あれ? こいつは1月17日に「中国も民主主義国家です。共産党一党独裁ではない、他に6党ある。彼らにも人権を守る姿勢があります」と、中国を民主主義国家と言っていたのに。

何てことはない。1月17日の段階では、新型コロナウイルス(肺炎)に関して中国が情報を隠蔽していた時期。そんなときは中国上げで「中国も民主主義国家」だとか「中共独裁ではない」とか言っていたのに、その後、中国が世界からの批判に晒されると途端に「民主主義が封殺された国家」ときた(苦笑)。

世間の波(流れ)に乗っただけのこと。面目躍如だな。まあ、こいつの過去の行動を見れば、こんなのは当たり前だ。

旧民主党の菅直人政権時、旧民主党が内輪揉めから分裂寸前になって、野党・自民党などが出した菅内閣不信任決議案の対応に右往左往していたことがあった。このとき原口は「明日、不信任案を野党が出したといえども賛成します」と大見得を切っていたのに、翌日になると「野党の不信任案にのるなんて邪道」とか言い出した。

まあ、菅を降ろそうとしていた小沢一郎に「次は君だ」とでも言われたみたいで、いったんその気になったんだろうけど。このブレ幅はすごい。

2017年の衆院解散の際も、踏み絵を踏んで希望の党の公認を得ながら、公認を返上し無所属で立候補。これも何てことはない、希望の党が小池百合子の「排除発言」で急速にに風が止むと途端に公認返上。結局は「どっちが有利か」だけ。しかも踏み絵を踏んで認めたはずの「戦争法案(安保法制のこと)には反対します」だとさ。

何の信念も感じられない。「今、どう行動するのが自分にとって有利か」しかない、ただの政治屋。

こいつの所属政党を見れば、よく分かることでもある(県議時代から)。無所属→自民党→新政党→新進党→国民の声→民政党→民主党→民進党→無所属の会→国民民主党。

こんな原口にとって「中国は民主主義国家」→「(中国は)民主主義が封殺された国」程度のことは、当然のことでしかないのだろう。

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