韓国が土壇場でGSOMIAの継続に踏み切った。アメリカの圧力に抗し切れなかったようだ。文在寅が目指している「北との赤化統一」に向けて、日・米から中・北に舵を切ると思われたが、最後にへたった感じだ。
文は自分で拳を振り上げて大騒ぎしたのはいいが、降ろすに降ろせなくなり右往左往し、「いつでも破棄できる」と勝手な名分をつけて惨めに降ろした形だ。
日本が謝罪したとか、うんざりするようなウソを国内向けに発表しているが、いい加減いしろと言いたい。それにGSOMIAは「協定」であり、勝手に破棄できるものではない。今回は有効期間満了に対しての判断(継続か破棄か)の問題だった。
一度「継続」してしまったら1年間は有効な「協定」。二国間協定を勝手に破棄したら、どんな国際問題になるか分かっていない。もともと韓国は国際的に信用されていないが、世界各国がどう思うかなど微塵も考えないようだ。何と浅はかな国なのか。
まあ、日韓基本条約すら破棄する勢いの文だから、GSOMIAなど眼中にないのだろう。アメリカが呆れて手を引いたら、喜んで日韓、米韓の各条約・協定など破棄(ないしは無視)するだろう。
出稼ぎ労働者問題を見れば、日韓基本条約を無視した暴挙を当たり前のように行っているのだから、破棄を有言してもおかしくはない。まあ、破棄するなら日本が朝鮮半島に置いてきた資産は返してもらうから。そのつもりで。
文の悲願は金正恩の元、赤化統一することなので気にもしないだろう。韓国国民がどれくらい赤化統一を望んでいるのかは知らないが、悲惨な未来が待っていることだけは確かだ。逆に韓国主導で北を統一しても、旧西ドイツが味わった経済援助に伴う疲弊を韓国も味わうことになるけど。
それにしても経済政策にしても外交政策にしても、やることなすこと全部失敗続きの文の支持率が、未だに40%もあることに驚く。韓国って思っていた以上に左翼が根強い。共産主義に憧れるのはかまわないが、北が共産主義国なんて思っているのかね。典型的な全体主義の独裁国なのに。
国をどうして行くか、より良くして行くかよりも、個人の目的で政策を進める大統領を選んだのは国民だからしょうがない。しかし、どう始末をつけるのかも国民だ。
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