立憲民主党と共産党は、政府主催の「桜を見る会」に安倍首相の後援会関係者が多数招待されていると指摘された問題について、主要野党が連携して追及していく方針で一致した。国民民主党にも呼びかけて、合同調査追及チームを発足させるという。

いつものこととは言え「他にやることがあるだろう」。

この前まで騒いでいた、国民・森裕子の「質問漏洩」問題はどうしたんだ? 「質問通告遅漏問題調査チーム」なるものを作って、「犯人捜し」をすると息巻いていたのに。逆に森の質問通告遅れや、国家戦略特区WG座長・原英史氏への人権侵害への批判が出てくると、途端に何事もなかったかのようにフェードアウト。

結局、批判することが目的になり、批判のための批判になっている。しかも、その批判の多くがブーメランとなって自らに突き刺さっているから、笑うに笑えないレベルの低さ。

今回の「桜を見る会」に関しても、鳩山由起夫内閣が開催したときにも鳩山や他の議員の後援会関係者も招待されていたことが既に報じられ、一部からは「またブーメラン」と笑われている。

後援会関係者が招待されていた議員(元議員)は、当時揚々とブログになどに記載していたが、この問題を追及する段に及んで当時の記事を削除するというバレバレの隠蔽工作をしている(苦笑)。笑えるのは、朝日新聞が真逆のことを書いていること。首相地元関係者が同様に削除しているとアピール。しかし、当時の鳩山関係者がやっていることは絶対に触れない。アホらし。

野党連中に話を戻すと、「自分たちはお気楽な批判野党です」と公言しているようなもので、こんな野党の支持が拡がるはずもない。NHKの世論調査(11月11日)でも、立民6.3%、国民1.4%、共産3.5%と見事な超低空飛行。それに対し安倍内閣の支持率は54.3%(JNN、11月11日)。

これを見れば、国民が野党に何を求めているのかは明らかだ。国民は野党に政府・与党との政策的な対立軸を求めているのだ。経済・外交・安全保障など、どういう国作りを目指すのか? それを聞きたがっている。

それなのに、重箱の隅を突っついた揚げ足取りに失言狙いのような質問。挙げ句には、難癖付けて審議拒否。これじゃあ、愛想を尽かされて当然。

最後に、野党の「◯◯調査チーム」で一番笑わせてもらったのが、民進党(当時)の「サミット関連調査チーム」(2016年)。バカを晒したメンバーは、デマノイこと山井和則、福島伸亨、玉木雄一郎、柿沢未途ら。

詳細は「民進党・デマノイって風刺画も理解できないアホだった」を参照していただきたいが、メンバーの玉木は現在国民の党首。レベルの低さがにじみ出ている(笑)。

ダメだこりゃ!(©いかりや長介)