立憲民主党の福山哲郎が委員会真偽で「政治とカネの問題で辞任した大臣は、ほぼ全員が説明責任を果たしてない」と吠えている映像を観て、またいつものことだなぁと。

菅原前経産相や河井前法相のことを批判し、ひいては安倍内閣を批判している。批判はいいけど、自分の「疑惑」はどうした? ちゃんと説明したっけ? ってなるのは明らかなのに。わざと「お前が言うな!」って言われたいとしか思えない(苦笑)。

福山の後援会が平成22~28年の7年間に、複数の企業や団体から「後援会年会費」や「後援会費」として入金を受けていたことがバレている。政治資金規正法上では、政党や政党支部でない政治団体は企業・団体から会費を受け取れない。明らかな政治資金規正法違反である。

これに対し福山は「問題ない!」。これで説明責任を果たしたと言うなら、相当図太い神経だ。朝日新聞を始め、立民の「疑惑」はまったく報道しないし、問題視もしないから高を括っているのだろうが。

一部にはこういう「お前が言うな」に対し、「言っている意見や内容が重要であって、誰が言ってるかは別の話」とか「時間軸(かなり前の話とか)も考慮する必要がある」とかいう意見もある。でも福山の批判は、そのまま自分に跳ね返るブーメランでしかないし、「疑惑」の発覚も今年(7月)の話だ。

福山の「疑惑」はこれだけではなく、事務所問題や有権者への寄付行為などもある。これに対し福山はまともに答えていない。「問題なし!」って強弁しているだけ。これで説明責任を果たしたと言えるのか?

立民にはこういう議員が多いから、他者を批判すると「お前が言うな」「ブーメラン」と言われるのだ。自分や身内に甘い体質を変えない限り、多くの国民の支持を得るのは不可能だ。

同じく立民の杉尾秀哉によれば「(疑惑があっても)野党には説明責任はない」(唖然!)らしいので、数々の「お前が言うな」も関係ないらしいけど。こんなダブスタが通用すると思っていることの方が恐ろしい。

立民が批判野党のお気楽さを満喫し、旧社会党化しようがどうでもいいのだが、こいつらの歳費も税金から賄われていることは腑に落ちない。