朝日新聞が天皇陛下の即位を内外に知らしめる「即位礼正殿の儀」を社説で批判している(10月23日「即位の礼 前例踏襲が残した課題」)。
朝日が言うには「国民主権や政教分離の原則にそぐわない」。さらには、来月予定されている大嘗祭いついても、国事行為にすることに批判的だ。別に朝日の思想に「そぐわない」でも、国民の大多数が受け入れていること。これは日本の永きに渡る伝統と文化の賜物である。
この儀式などにより「信教の自由」が阻害されるわけでもない。同様に政教分離を明確にしている米国で、大統領が就任式で聖書に片手を乗せ宣誓するのと同じ。これが米国のキリスト教を主体にした伝統と文化だから。
日本の伝統や文化よりも「共産主義」にシンパを感じ、願わくば天皇・皇室を廃止して「共和制」を目指している朝日は、「普通の国民」心情からは大きく乖離している自覚もない。相変わらず上から目線で傲慢なことを言う。
今回の朝日の論調は共産党の主張とうり二つだ。共産党の機関紙「しんぶん赤旗」の「『即位の礼』儀式 憲法に抵触」(10月22日)は、朝日と同じことを言っている。
赤旗の方が事細かに種々批判しているが、言っていることの基本は同じ。「政教分離」以外にも、「天孫降臨神話に由来する高御座から国民の代表である三権の長を見おろす形」「三種の神器が置かれる」など。さらには恩赦への批判も一緒。
ここまで言ってることが同じとなると、朝日の素性が分かるというものだ。
共産党は明確に「天皇制廃止」を綱領に謳っている。そんな政党の機関紙と朝日の論調がここまで同じとは。朝日の論説委員やら年寄り連中が、未だに「共産主義」に憧れている様子がマジマジと分かる。中国や北朝鮮を無条件に称賛し、ソ連を始めとした旧東欧諸国の体制も批判しなかった朝日。あんなの共産主義でも何でもない全体主義(スターリン主義)でしかないのに。
こんな連中が侮日・反日記事で懸命に国民感情を煽る記事を乱発するが、気付けばお仲間の年寄りしか読者は残らない。朝日が「普通の新聞」などと誤解していた読者は、どんどん離れていくだろう。
日本の伝統と文化を破壊したいと考えている連中が書いている新聞など、受け入れられるはずもない。
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