朝日新聞9月26日の社説「自民の新体制 改憲ありきは許されぬ」を読んで、相変わらずバカな新聞だなぁとの感想。

自民党の憲法改正推進本部長に細田博之・元幹事長、憲法審の会長に衆院は佐藤勉・元国会対策委員長、参院は林芳正・元文部科学相を充てる人事を示し「改憲ありきだ!」と批判する。朝日が「護憲派」という名の「お花畑派」なことは周知だが、その批判内容が陳腐すぎて嘲笑ものレベルだ。

朝日は改憲議論が進まないのは「改憲に前のめりな首相の姿勢」「首相側近の不用意な言動」が原因だとする。朝日と同じ「お花畑派」野党のボイコットに等しい憲法審査会拒否に触れることはない。

いつになっても「だって安倍首相が悪いんだもん」としか言えないのか。朝日の論説委員連中のレベルが分かるというもの。

朝日は自民党がここ5回の衆参選挙で改憲を公約に戦い、勝利した事実を忘れているようだ。都合の悪いことはすぐに忘れる。まあ朝日にすれば、「こんなの民意じゃない」と毎回書いていたくらいだから、選挙結果なんて無視なんだろう。

公約したことをやらなければ、それはそれで批判するくせに(苦笑)。今年の参院選で自民党は「強い経済で所得を増やす」との公約を示したが、アベノミクスは失敗だ何だと原真人を中心に散々書いて来た。それなのに「憲法改正を目指す」との明確な公約に関して「やるな」と言う。

公約に書いてある「憲法改正」を目指すのは自民党からすれば当然だろう。朝日がは憲法改正に反対なら「何故不要なのか」をきとんと提示すればいいだけのこと。

それなのに人事でこの人はああだこうだとか、自公で3分の2が取れてないじゃないかとか、まったく本質論で批判できない悲しさ。挙げ句に、「(安倍)総裁の任期が残り2年となるなか、政権の遺産づくりという思いが先立つ『なら』、本末転倒というほかない」だってさ。「~なら」と勝手な推定を基に批判している(最近の朝日社説の目立つ表現)。

改憲の是非を判断するのは朝日ではなく、国民だということをお忘れなく。