ラグビーのW杯で、日本は世界ランク2位のアイルランドに19-12で勝利した。
勝因は「ハードタックル」と、無理にトライを狙わずに確実にPGで3点を積み上げた「戦略」かな。前回(2015年)南アフリカに勝利したときは「奇跡」と言われたが、その後の強化も含めて今回はそれ以上にやてくれると思っていたけど、それにしても。
アイルランドは世界一のスタンドオフ・セクストンが欠場していたとは言え、大会前は世界1位、現時点で2位の強豪(試合後に4位に落ちたけど)。
本音を言うと、アイルランドの初戦(対スコットランド)をTV観戦した限りでは、頑張っても20-40くらいかなと予想していたが、失礼だったね。
後半20分のトライはお見事だった。相手のディフェンスラインを崩してのトライは、この試合では唯一だった。前半のアイルランドの2トライはキックパスからの空中戦だったので。
また、個人的に大きなプレイだと思ったのは、前半2トライ目を奪われた直後のキックオフからアイルランドがモールを組み、スタンドオフが逆サイドへのキックパス。これが見事にウイングに通り、フルバックへとつながれた場面。「やられた」と思ったところにNo8マフィ(だと思う)のタックルが決まり難を逃れた。アイルランドはウイングもサポートに付いており、パスをつながれていればノー・ホイッスルトライだったと思う。その後マフィはケガで交代したが、大事に至らなければいいけど。
先発15人、リザーブ8人のトータルでの勝利。
それにしても、あのアイルランドFW陣の縦突進を、次々に止める身体を張ったタックルは素晴らしい。タックル後のサポートも重層でターンオーバーをほとんど許さなかったのも大きかった。
後はサモアとスコットランド。どっちにも勝ちたいね。アイルランドは最後タッチキックで試合を終わらせ、7点差以内のボーナスポイント1点を取りに来たのには驚いたが、この1点が後々どう効いてくるか。
日本はこの勝利で世界ランク8位へ上昇。過去最高位となった。現時点ではスコットランド(9位)より上になった(ちょっと驚き)。W杯期間中は毎日ランキングが更新されるので、目まぐるしく変わるだろうけど。
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