9月19日、安倍首相は来日したニュージーランドのアンダーソン首相と会談した。その際、ラグビーW杯での両国代表の健闘を誓い、ラグビージャージーを交換を行った。
交換したジャージーの背番号が「9」だったことから、毎日新聞・堀和彦は「首相は『憲法9条』を想起したのか、思わず苦笑した」と記事にした。
背番号が「9」なのは、今大会が9回目のW杯だから。このことを堀は知っているにもかかわらず「憲法9条(の改憲)」と結びつけ、首相が苦笑したなどと書く。
笑い顔を普通に「笑顔」と取るか「苦笑」ととるかは主観だ。シチュエーションなどから「苦笑」と判断されるケースもあるが、今回は首脳会談の席でのこと。首相官邸が公開している動画を観ても、苦笑と捉えるような笑いは見られない。
「苦笑」と取ったのは堀の主観で、堀が苦笑に見えたのならそれでもいい。しかし、それがどうして「憲法9条を想起」してになるのか。これは堀の妄想だ。
「日本とNZの首脳会談でジャージーの交換をした」というストレートニュースを、堀は主観と妄想を織り込んで書いている。朝日新聞の「角度をつける」並みに酷いものだ。
こんなのは記者じゃないし新聞でもない。もう呆れるしかない。
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