韓国・文在寅大統領は、一部国民から「外交の天才」とされている。自ら(大統領府)言いだし、左派新聞(ハンギョレ)が一生懸命PRした結果だけど。そんな「外交の天才」がその片鱗を見せたことは、残念ながらまだ無い(苦笑)。
日本を舐めきっていた「外交の天才」は、慰安婦財団の解散や元応募工裁判など、好き勝手やってきた。そのため日韓関係は冷え切り、6月末のG20で日韓首脳会談が行われるか話題となっていた。
実は「外交の天才」は、G20前のトランプと習近平の訪韓を画策していた。G20での日韓首脳会談と合わせ、これが達成されたとしても、何ら諸問題(米韓、中韓含め)の解決にはならないのだが、「外交の天才」の面子は保てる案件だ。
結果は、トランプも習近平も訪韓せず、日韓首脳会談は立ち話も実現せず(トランプはG20からの帰りに訪韓になった)。
G20中に習近平と会談できたはいいが、訪韓要請にはけんもほろろ。北に行ったのだから南にも、という面子からの要請でしかないし、習近平からすればアメリカとくっついているうちは相手にしないよとの回答だ。
トランプはG20前に北朝鮮・金正恩にツイッターでシグナルを送ったが、水面下で米朝交渉が行われていたことは周知だ。そんなことも知らない「外交の天才」は「米朝を仲裁する役割を果たす」と意気込んだが、北から「南朝鮮が関与する問題ではない」と一蹴されてしまった。
それでも「自ら金正恩に先に会い、トランプのところに連れてくる形にしたい」とアメリカに提案したが、これも一蹴されている。さらには、板門店にノコノコ付いて行ったが、トランプ・金会談の最中は同席を許されず、待合室で待機させられるという「外交の天才」。
それでもハンギョレが「文大統領がお膳立てした板門店の『脚本のないドラマ』」とウソ記事を書いてくれたお陰で、少しだけ面目を保てている。
で、7月に入ると、日本から半導体製造関連3品目の輸出管理優遇措置を中止され、「外交の天才」は大慌て。1日の日本発表から1週間も何の対応もできず、8日になってやっと談話を出す始末。
そして、「外交の天才」が何をやったかと言うと、アメリカへの「お願い外交」。特使をアメリカへ派遣し「仲裁して欲しい。日本を批判して欲しい」と泣きつく。当然のことながらアメリカからは無視され、「外交の天才」は四面楚歌。
苦しいときの反日頼みとばかりに、シンパが始めた日本製品の不買運動が拡がり、なんとなく面目を保っているように見えるが、足許の経済状況はどん底。自らの経済失政により企業倒産は過去最多、若者の失業率は10%を超える「不況ドミノ」(中央日報)状態。日本製品の不買や日本への経済報復措置は、韓国経済へのダメ押しになる可能性大だ。
そんな中でも「外交の天才」は、2032年のソウル・平壌五輪開催を目指し、2045年までに「ひとつのコリア」(統一)に向けた土台を整備すると表明した。ところが、これも北朝鮮に「おのずと対話局面が訪れると妄想し、朝米対話から漁夫の利を得ようとうかがっているが、未練は捨てた方がよい」と言われる始末。
経済はどん底、アメリカ・日本、中国・北朝鮮からは相手にされず。やることなすこと上手くいかない「外交の天才」。反日に勤しんでいる間は国民も我を忘れて大騒ぎだが、時間の浪費でしかなく、何の解決にも対策にもならない。
まあ、韓国国民が自ら選んだ大統領なので、始末をつけるのも韓国国民。日本相手に大騒ぎして高揚しているのだろうが、気がついたときは・・・。
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