日経新聞に「政権支持 20代は7割」という記事が載った。
日経の調査で「(安倍政権の支持率は)60歳以上の支持率は49%、20代は7割だった」と書き、「権力に反発する『怒れる若者』は消えてしまったのか」と言う。相変わらずメディアの傲慢さがにじみ出ているし、新聞がなにも分かっていない証拠である。さすが、斜陽産業!
日経は一応「政権支持は現状維持でなく欧米の若者と同様、グローバル化や社会の変化に合わせた改革イメージを重ねているのがみてとれる」とまとめてはいる。多少朝日や毎日よりましか。
この記事に反応した毎日新聞の取締役だという小川一。引用ツイートで、個人的な発言は「政権への支持は高齢者ほど高く若者は低いというのが従来の通説。その真逆の現象です」としか言ってはいないが、最後に日経の「権力に反発する『怒れる若者』は消えてしまったのか」と書いていることから、この文節は小川の意見と合致しているようだ。
小川も分かってないな。若者(と言うか若者に限らないが)はインターネットという「事実を知る装置」を得てしまったからだ。もちろん、ネットの世界は玉石混淆だ。だから、それを見分ける「眼」も持っている。(流される人もいることは否定しない)
小川が懐かしむ「昔の若者」は「事実を知る装置」を持っていなかっただけに過ぎない。得られる情報は新聞社の特定思想フィルターを通した「真実もどき」。ウソ・捏造も交えて「ほら、こんなに酷いよ」って報道ばかりだし、ウソとまでは言えなくても、好き勝手に切り取り・継ぎはぎしたものばかり。
ところが、現在は一般人が新聞など通すことなく「真実」が得られる。国会審議や高官の会見など、ノーカットで見られるのだから、新聞が一生懸命切り貼りしてもすぐバレる。
こういう現状を理解しないで、未だに切り取り・継ぎはぎしてれば、呆れられて当然だ。小川を始めとした新聞メディアは相変わらず分かってないな。若者が変わったのではない。新聞が変われないでいるのだ。新聞が世論を誘導するとか啓蒙するなんて傲慢さを持っている限り、新聞産業は壊滅するだろう。
それと、もうひとつ。一部新聞はその役目を「権力監視」と言う。しかし新聞(メディア)も権力だということに皆気付いたのだ。ただの営利私企業でしかない新聞社が、傲慢にも「国民の代表」ズラをしている。しかも、新聞の情報が特定思想に基づき、事実は二の次のウソばかり垂れ流す。みんな気付いてしまったのだ。「事実を事実として報道する」のが役目なのにね。
そんな「傲慢な権力」が「今の若者は・・・」と嘆いたところで、何の説得力もない。
第3代アメリカ大統領トーマス・ジェファーソンの「新聞は情報を独占、勝手に取捨し、醜く加工し、民に下してきた」という約200年前の言葉と同じことを、この現代になってもやっている新聞。
最後に再度言う。若者が変わったのではなく、新聞が変われないでいるだけだ!
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