ツイッターのTLに流れてきたある方のツイートに、野党支持者(特に立憲民主党と国民民主党)の方々はどう思っているのだろうかと思った。

そのツイートは「安倍首相がトランプにしっぽを振り爆買いさせられるF(ファントム)35戦闘機は欠陥だらけ。(中略)1兆円もの税金で爆買いだ。あなたはそれでも支持するのか」というもの。

プロフには大学定年後フリーの研究者とあるので、大学教員だった方のようだ。まあ、F35のFはファントムの頭文字ではなくファイター(戦闘機)を表わす記号で、ファントムはF4戦闘機の愛称(正確にはファントムⅡ)。ちなみにF35の愛称はライトニングⅡ。ついでに、ファントムはPhantomなので頭文字はP。ちょっと突っ込みを入れてしまったが、これは本質ではない。

で、「安倍首相が爆買い」とか書くが、F35Aの導入(42機)を決めたのは旧民主党政権(野田政権)。「1兆円の爆買い」とあるのは、追加で100機購入を検討していることを指すものと思う。

でも、これも旧民主党政権当時からF14(110機)の後継として検討されてきたものなので、別に「安倍政権がぁ~!」と怒るのはお門違いと言うものだ。ついでの話として、今でも何かと批判にあがる「オスプレイ」も、内閣として検討を始めたのは野田政権(導入が決定されたのは2013年の安倍政権)。

このツイ主は一例でしかなく、当事者であったはずの旧民主党議員も同様の内容で批判しているのだから始末に負えない。この件だけでなく、消費税の増税や辺野古移設なども旧民主党政権で固まった案件。それなのに、ろくな説明もせず反対している。どういう神経をしてるんだ。

旧民主党政権が単独で強引に決めたというものではないが、決定に大きくかかわっている事実に変わりはない。(消費税の増税は自民・公明との3党合意、辺野古移設は自民・橋本内閣で決まったものだが閣議決定で正式に決定したのは鳩山内閣)

自分で決めたことに、立場が変わると反対する。「反対のための反対政党」に成り下がった連中が支持されるわけがない。さらには、選挙戦術としてのみの「候補の一本化」という「野合」を繰り返す。

野党を支持している方々は、こういう現実を頭の中でどう整理しているのか? 立民・国民の議員同様、「何でも反対!」ですか。何で現在反対に回ったのか詳しく聞きたくないのだろうか?