立憲民主党の福山哲郎は、相変わらず国民が野党に何を求めているのかが分かっていない。まあ、福山というよりは野党はと言った方がいいかもしれない。
福山は「安倍政権を倒すために32県30選挙区について候補者を一本化することで一致しました」「一人区で一対一の構図を作り、わかりやすい選択肢を示して、投票していただくことです」とツイート。
「安倍政権を倒すこと」が目的? 正確には「安倍政権を倒して政権と獲る」と言いたいのだろうが、そのためには選挙戦術の先にあるものを国民に示さねばならないのは言うまでもない。それを示してくれって、みんな思っている。どんな国を目指しているのか? 安倍政権の政策から何をどうに変えることで、国を良くして行くのか。それなくして、一本化したから投票してねとは・・・。一本化は決して選択肢ではない。
野党はアベノミクスを否定するが、じゃあそれにかわる経済政策を示すことはない。他の施策に関しても同様だ。立民と他の野党(国民、社民、共産など)と政策の詰めはできているのか?
確かに選挙で勝たなければその先もないので、選挙戦法が大事なのは否定するものではないが、政策の一致がそれ以上に優先されるのは言うまでもない。ここをおざなりにして、「さあ一本化しました。投票してください」って言われて、素直に「はい」と言うのはお仲間くらいだぞ。
なぜ野党の支持率が地を這っているのか? 政策で対抗することなく「反対・反対、何でも反対!」が、国民から受け入れられてないからだろう。旧社会党に存在価値があった昔とは、時代が変わっていることに気付いていないことが痛すぎる。
ちなみに、JNNの世論調査(6月1、2日)は立民・国民・社民・共産4党の支持率合計は8.2%(自民は40.0%)。
一定数いる「何でも反対」派を取り合うよりはましかもしれない程度の選挙戦術を鼻高々にツイートするより、こういう政策で一致しましたと言わないといけない。それが一番の「分かりやすい選択肢」だと思うぞ。
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