朝日新聞のコラム(日曜に想う)「政治がルール無視をする時代」(4月28日)を読んでぶっ飛んでしまった。筆者は編集委員・大野博人。
「うその情報を操作して政治が一度つくった流れは、正しい情報によっても簡単には変わらない。日本で公開された映画『記者たち 衝撃と畏怖の真実』にあらためてそのことを思った」とコラムは書き出す。
映画は9・11(同時多発テロ)後のアメリカ政府が、アルカイダだけでなくイラク・フセイン大統領もテロ組織と繋がっているとしてイラク戦争の流れができた際に、開戦に批判的だった新聞社(記者)を扱ったものらしい。
イラクが大量破壊兵器を保有しているとか言われたが、実際には確認されないなど、確かにアメリカ政府の言い分に疑問符がつく戦争だった。政府情報に流されず、イラク戦争に批判的だった新聞社(記者)の奮闘をコラムに書くのはいいが、大野は書きながら何にも感じなかったのだろうか?
大野は「政治家が根拠のない情報をふりかざして」「基本的な規範をないがしろにし」とか書くが、主語を朝日新聞に変えてみるとよく分かる。
「朝日新聞が根拠のない吉田清治の詐話をふりかざし」「裏を取るという新聞社としての基本的な規範をないがしろにし」って、朝日新聞の慰安婦強制連行の捏造そのもではないか。
「あやしい情報に基づく政治的決定が招く危険。当然の指摘だったがそんなフランスを『フセイン支持者』と中傷する記事を米有力紙で読んだ」は、「あやしい情報に基づく慰安婦報道との指摘を、『歴史修正主義』『歴史を直視せよ』と中傷する記事を朝日新聞で読んだ」になる。
さらに「大義なき戦争を支持しながら、いまだにまともな総括さえしない日本は」は、「捏造がばれたにもかかわらず、いまだにまともな総括さえしない朝日新聞は」になる。
大野がこの映画から感じなければいけないのは、自らがアメリカ政府と同じ立場であり、それをしっかり反省し自戒とすることだろう。そんなことに思いも至らず、逆に日本政府まで批判するとは盗っ人猛々しいにもほどがある。
朝日新聞が自分のことをすっかり忘れ、他者を批判する神経の図太さ、ツラの皮の厚さに舌を巻く。
慰安婦強制連行が否定されると、自由がなかったという広義の強制性があったとか言い出した朝日新聞。これも否定されると、女性の人権問題だとか言いだした朝日新聞。お得意の論点のすり替えで30年以上ウソを垂れ流した朝日新聞。
「うその情報を操作して一度つくった流れは、正しい情報によっても簡単には変わらない」は、朝日新聞の編集方針そのものではないか。朝日の慰安婦報道で日本はどれほどの被害を被ったか。それなのに今でも「モリカケ報道」などで、これを実践中だ。
反省なき朝日新聞には廃刊してもらう以外に道はない!
大野博人のクズコラム関連
「朝日新聞・大野博人は自ら「おもてなし」を実践したら?」
「朝日新聞・大野博人よ、屁理屈をこねても結果は変わらないぞ」
「朝日新聞・大野博人『民主主義が壊される』(笑)」
「朝日新聞編集委員・大野博人の教育勅語論」
コメント