統一地方選の前半が終了、大阪府知事選・市長選は大阪維新の会が制した。自民党は立憲民主党や共産党とまで共闘するという「野合」の末、惨めに惨敗した。都構想反対のみの「野合」は府民・市民から否定された格好だ。
この結果を各紙が社説などで論調している。朝日新聞も維新の都構想がある程度の支持を受けたことは認めざるを得ないが、それでもダブスタ丸出しのイチャモンはつけておきたいようだ(苦笑)。(4月8日の社説「大阪4重選挙 都構想巡る議論深めよ」)
辞職によるクロスでW選を「維新による脱法的な行為は看過できない」とし、「辞職によって選挙の時期を選ぶ事態を防ぐのが法の趣旨だ」と説教まで。こう思った有権者も、もちろんいただろう。でも朝日新聞が言ってはいけない。朝日新聞に「脱法行為」とか「法の趣旨」を説く資格はない。
朝日新聞は沖縄辺野古周辺での左翼の違法で暴力的な抗議活動をまったく報道せず、実質是認している。また、蓮舫の国籍法「違反」に対しても、屁理屈をこね擁護した挙げ句、いつの間にか「差別問題」にすり替えるというマジックを披露してみせた。
このような朝日新聞が、自分の都合が悪くなると「脱法行為」とか「法の趣旨」とか平気で言う。これを恥ずかしいと思わないのが、朝日新聞が朝日新聞たる所以だ。
ただ、今回の社説で朝日を唯一評価するとすれば、投票率が府知事選49.49%、市長選52.70%だったにもかかわらず、「こんなの民意じゃない」と言わなかったことかな。まあ、明確に「民意だ」とも言わなかったけど。
ついでの話として、神戸学院大学教授・中野雅至という人が、大阪のTV番組で「民意の質はどうなのか」と発言している。どうしても維新勝利を認めたくない人はいるものだ。この「民意の質」って、次から朝日が使いそうな予感がする。
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