2月24日に投開票された沖縄の県民投票。辺野古沿岸部の埋め立ての是非を問うもの。なぜ辺野古移設の賛否ではなく埋め立ての賛否なの?

まあそれはいいとして、結果は投票率52.48%、反対票が72.15%という結果に、朝日新聞を始めとした左派勢が歓喜している。朝日新聞は「政権は速やかに工事を止め、県や米政府と協議に入るべきである。県民投票の結果を、転換の礎としなければならない」(社説)と書いている。

朝日新聞は反対が沖縄の「民意」だとも言っている。まあ、今回の結果が「民意」なのは間違いない。ただ、その前提となる県民投票の内容や位置つけが微妙だけどね。公選法に基づく選挙に準じる投票ならまだしも、かなりいい加減な「アンケート」だし。もう少し吟味した方がいいと思うけど。

しかし言いたいのはそういうことではなく、朝日新聞が「民意だ民意だ!」と騒ぐことの滑稽さだ。

朝日新聞は過去の衆院選や地方選において、自分らに都合の良い結果は「民意だ」と言い、都合の悪い結果は「民意じゃない」と書いてきた恥ずかしい新聞だ。

例えば、2014年の衆院選は自民党が大勝したが、投票率が52.66%だったことから「こんなの民意じゃない!」と書いた。さらには社説で「民意は数の多寡だけで はかられるべきものではない」とまで書いた。

こんな朝日新聞が、今回の県民投票の投票率が52.48%なのを無視するダブスタ。まあ、朝日新聞からすれば、2014年の衆院選の沖縄選挙区では、投票率52.36%と全国平均より低いにもかかわらず、自民党が全選挙区で敗れた結果を以て「民意だ!」と、同じ紙面内に書いたくらいだから、気にもしていないのだろう。

まあ、朝日新聞に限らず毎日、東京もほぼ同じことを書いていたし、評論家を自称する左翼人も同様だ。普通の感覚だと、こういうのは非常に恥ずかしいことだと思うものだ。ただ、朝日新聞になると大喜びする異常さ。

ある意味、こんなに恐ろしいことはない。自分に都合良く「民意」を解釈し、国民・読者を煽る姿はゾッとするの一言だ。共産主義化を夢見るジジイ連中は遠からず消えていく運命だが、若い記者までも「反日=正義」のような間違った思想を持ち、しかも自分らが世論を誘導するなどという思い上がった考えを持っている朝日新聞。

こんな新聞には消えてもらう以外にない。

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