沖縄・普天間飛行場の辺野古移設に対する抗議活動の警戒に使われる海上保安庁のゴムボートに放火した疑いで、中核派の活動家・今中元広容疑者(69)が起訴された(2月6日)。

海保ボートに放火
1月16日に海保のボートに発煙筒を投げ込んで破壊したとして、建造物等以外放火の疑いで現行犯逮捕されていた。この沖縄で暴れている極左活動家が起訴されたことを、産経新聞と沖縄の八重山日報以外、まったく報道していない。どういうこと?

沖縄の左翼紙・琉球新報、沖縄タイムスはもちろん、全国紙の朝日・毎日・読売も報道していない(2月9日0:00現在)。
*沖縄タイムスは、「再逮捕へ」との見出しで、自衛隊沖縄地方本部への放火容疑を報じているが、氏名は出していない。

今中容疑者は逮捕当時黙秘していたため(多分現在も)、各紙「男」と報道してたが、氏名が判明し起訴されたのに、氏名はおろか起訴の事実すら報道しない。これが新聞メディアの現実である。

こんな連中が「ジャーナリズム」を名乗り、「国民の知る権利」などと日頃から嘯いていることに呆れてしまう。

これをテロ行為と認識できない新聞。未だに暴力革命を標榜する中核派が起こしたテロである。しかもいい歳(69歳)したジジイが、昔を忘れられずに。普段は「平和活動家」とでも名乗っているんだろうけど。

元日経新聞・磯山友幸が、新聞部数が減少していることを嘆き、「真っ当なジャーナリズムも日本から姿を消してしまう。国民が考えるタイミングだ」的なことを言っていることを批判したが(「元日経新聞・磯山友幸の身勝手なジャーナリズム論」参照)、テロ行為を報道すらしない新聞が減少するのは当たり前だ。存在価値すらないと言える。

朝日新聞は「国民の知る権利の代理人として、私たち朝日新聞の責務は重い」(曽我豪)とかほざいているが、その責務はどうなっているんだ? (朝日だけではないが、曽我の発言はその代表的な例として取り上げた)