朝日新聞の「ご都合主義」「自分のことを棚に上げる」をいちいち取り上げてたら切りがないが、目に付いたので。1月6日のコラム「日曜に想う」は、「相変わらずだなぁ~」という感想しかない。筆者は福島申二。タイトルは「『上からの弾圧』より怖いのは」。

先の戦時中に治安維持法により一部俳人が「弾圧」された事例を引き、最近の政治状況を嘆き、最後に「『空気』の圧力は誰にも経験のあることだろう」と繋げる。福島の言いたいことは、「上からの弾圧」もあるが「世間にもある『同調圧力』的なもの」だということらしい。まあ、朝日新聞記者が書く、主観満載のコラムなのでいいだろう。

しかし、最後に言うに事欠いて「メディアもまた自己規制という『檻』を内部に抱えている」だと。自分らは「報道しない自由」を謳歌しておきながら、何を言ってるんだか。

自分らに都合の悪い事実は報道しない。悪質な切り貼りによる印象操作に終始する自分らの姿は、福島には見えないようだ。一昨年の日本記者クラブ主催の党首討論で、坪井ゆづるが大恥をかいた姿をもう忘れたのか? 相変わらず、都合のよい頭の構造をしている。
(「朝日新聞論説委員・坪井ゆづるの恥の上塗り」参照)

朝日新聞は沖縄・辺野古で行われている基地反対派の違法で暴力的な反対活動をまったく報道しない。他社・他人の不祥事は叩くだけ叩くが、自社の不祥事には口をつぐむ。そう言えば、論説委員のセクハラ問題はどうした? 外には「多様性」を連呼しながら、自らは「多様性」などまったく見られない偏狭な言説を続ける。

報道しない自由を謳歌しながら、メディアも自己規制を強いられてるなどと言っても何の説得力もない!

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 「朝日新聞編集委員・福島申二の『世間ずれ』