政府が「防衛計画の大綱」と「中期防衛力整備計画」を閣議決定したことに対し、朝日新聞がいちゃもんをつけている。12月19日の社説「安保法後の防衛大綱 軍事への傾斜、一線越えた」だってさ。

まあ、朝日新聞はどんな防衛計画を立てようが、何でも反対だから好きに言わせておけば良いのだが、社説内ににじむ「中国さまに刃向かうな!」的な主張には笑うしかない。

「見過ごせないのが自衛隊の打撃力の格段の強化だ」「今回は一線を越えた」と仰々しく書くのは「いずも」の空母化のこと。「空母化」かは意見が別れると思うが、「空母化」だとしてもそれをどう使うかが判断基準ではないのか?

当然、中国が尖閣諸島へちょっかいを出してくることへの対応がメインだ。それが朝日新聞には気に入らない。中国の軍拡には通り一遍のことしか言わないのに、いざ日本が防衛力を強化しようとすると「見過ごせない」「一線を越えた」。

そして最後には「軍事に過度に頼ることなく外交努力を」と、お決まりの台詞。同じことを中国さまにも言えよ。中国へのご注進記事ばかり書いてないでさ。

高校の学習指導要領の改訂の際に「尖閣諸島は我が国の固有の領土」に対し、「これを正解として教え込めという趣旨なら賛成できない」とまで社説に書いた朝日新聞。どうにかして中国の尖閣への「侵略」を後押ししたいのだろうが。朝日新聞的には「進出」かもしれないが(苦笑)。

朝日新聞は「中国さまには刃向かうな!」と懸命のようだが、そんなものは「普通」の日本国民には受け入れられない。中国さまには喜ばれる主張だろうがね。だからどこの国の新聞か? と揶揄される。日本のは不要だ! と言うのは衆目の一致するところ。

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