福島第一原発の事故以降、原発や放射性物質への嫌悪が広まっている。ある程度はしょうがないのだが、それが福島への風評被害増大に繋がっている。それを助長しているのが反政府を標榜する連中が、「道具」として使っている現実がある。

自称東京新聞の記者で左翼活動家・佐藤圭のツイート。
「『研究に名を借りたプロパガンダ』とは言い得て妙。『福島大丈夫』論の人たちが、『科学』『復興」『風評助長』といったパワーワードを振りかざし、それ以外の考え方を排除する不健全な空気」。

これは読売新聞(オンライン)に載った「原発事故発生1か月で『感情的』ツイートに勢い」という記事を暗に批判し、佐藤は「福島は安全ではない」という考え方が排除されていると言っているわけだ。

事故を忘れないことは重要だが、だからと言って感情論で「風評」を煽るのは、もういい加減にして欲しいものだ。科学的に反論すればいいだけの話だ。佐藤が原発反対(原発ゼロ、原発再稼働反対)でもなんでも構わない。だからと言って、福島をその「道具」として使うのは止めろ! と言いたい。

「原発反対」と「福島復興」は分けて考えなればいけない。それなのに自称とは言え新聞記者が、率先して復興の邪魔をしている。佐藤ら反原発派からすると、福島は永久に「危険」でないといけないのだろうが・・・。

佐藤がもし新聞記者ならば、感情論で不安を煽る人々を逆に戒めたうえで、科学的に反論をすることで原発のあり方を論じなければいけないだろう。それなのに感情論の先頭に立ってるんだからどうしようもない。

左翼活動家に「もし新聞記者なら」なんて仮定は意味がないことだった。佐藤の感情論の先にあるのは反政府・反安倍のイデオロギーであって、そのためには原発も福島も何もかも「道具」でしかないということ。