テレ東で日曜の朝にやっている「ふるさと日本の昔話 セレクション」を毎週観ている。各地の民話や伝説などで、だいたい知らない物語ばかりなのだが、時々「浦島太郎」「金太郎」「桃太郎」などのベタなのもある。

たわらの藤太 (1)
11月25日に「たわらの藤太」をやっていた。内容は俵藤太こと藤原秀郷の「三上山の百足退治伝説」。俵藤太は群馬県にもゆかりの地がたくさんあるので、思わずマジで観てしまった。

たわらの藤太 (2)
たわらの藤太 (3)
たわらの藤太 (4)
琵琶湖・瀬田の唐橋で、竜神一族から三上山の百足退治を依頼される。

たわらの藤太 (5)
たわらの藤太 (6)
山を7巻半する大百足を矢で射る藤太。

たわらの藤太 (7)
たわらの藤太 (8)
たわらの藤太 (9)
最後の1本の矢に唾をつけ、八幡神に祈念して射るとようやく大百足を退治することができた。百足は人間の唾が嫌いなのだ。

たわらの藤太 (11)
たわらの藤太 (12)
たわらの藤太 (13)
藤太はお礼として米の尽きることのない俵などの宝物を贈られた。このことから「俵藤太」と呼ばれるようになった。

たわらは「田原」と書くこともあるが、こちらは領地の場所や出生地など諸説ある。ちなみに「藤太」は藤原氏の長子(太郎)と言う意味。

群馬県の俵藤太ゆかりの地(言い伝え含む)としては、誕生の地やお墓(供養塔)、戦勝祈願に植えた杉など。また、藤太末裔の藤姓足利氏、赤堀氏、桐生氏、大胡氏、園田氏、斎藤氏(岩櫃)などが、群馬県(上野国)史に名を残している。