朝日新聞の社説がダブスタ全開なのはいつものことではあるが、余りに好き勝手なことを言っていることには、やはり腹が立つ。8月18日の社説「自由な報道 民主主義の存立基盤だ」は噴飯物だ。

「近年、各地で政治による敵視が目立つのはメディアである。とりわけ民主主義の旗手を自任してきた米国の大統領が、『国民の敵』と公言した」とトランプ大統領を批判し、「メディアは民主社会を支える必須の存在だ」とご高説を垂れる。

でもトランプは「I call the fake news the enemy of the people」と言っている。「フェイクニュースは国民の敵だ」。「メディアが国民の敵」なんて言ってないんだけど。まあ、メディアを批判していることは確かだが、意図的な誤訳(?)してまで批判する滑稽さ。(意図的誤訳の件はちょっと置いておく)

で、朝日新聞は「(日本も)報道の独立性が重大な脅威に直面している」と、自身の報道スタイルには頬被りし勝手なことを言っている。さらには「国民の知る権利」などと抜かす。

何を言ってるんだか。ウソ・捏造は日常茶飯事、印象操作もお手の物。こんな朝日新聞が「報道の独立性の危機」とか言うのはギャグでしかない。論説委員連中の頭の中はどうなっているのか? 勝手な想像をするに、「根っからのペテン師」か「真性のアホ」のどちらかだ。

自らの思想を前面に出し、主観は事実に優先する。高橋純子の「エビデンス? ねーよそんなもん」「レッテルを貼ろう」発言が象徴的だ。つまり、すべて分かっているにもかかわらず、悪意を持って記事を書く「根っからのペテン師」。

または、過去の自身の記事・論調をすっかり忘れ、「報道しない自由」を行使しまくっている自覚もなく、その場その場で思いつきで社説を書く「真性のアホ」。

普通に考えれば、前者の「根っからのペテン師」だろう。なんと言っても朝日新聞記者のエリート意識はものすごい。国民を導くとの上から目線は当たり前。そのためには、何を書いても許されると考える。だから、ウソ・捏造がバレても訂正しない。当然、反省もしない。そしてまたウソ・捏造記事を書く。これの無限ループ。

こんな朝日新聞が「報道の独立性の危機」などと言うのは呆れるしかない。

「新聞は情報を独占、勝手に取捨し、醜く加工し、民に下してきた」
「真実もあの毒された器(である新聞)に入れると怪しくなる」
「新聞を読まない人のほうが、読んでいる人より正しく物事を認識できる」
などは、第3代アメリカ大統領・トーマス・ジェファーソンの言葉だ。

時代も違うし、発言の背景もいろいろあるのは把握しているが、それにしても象徴的な言葉であはあるまいか。