出来損ないのマジンガーZ? ではなく、韓国アニメ「テコンV」の模型。
1970年代に制作された韓国アニメ「テコンV」。見かけから日本のアニメ「マジンガーZ」のパクリだと、永年にわたり韓国でも揶揄されてきたようだ。
そんな「テコンV」に対して、韓国・ソウル中央地裁は「テコンV」の固有の著作権を認める判決を出し、韓国内では「マジンガーZのパクリとの汚名がそそがれた」と一部メディアが浮かれている。
「テコンV」にそっくりなおもちゃを製造した会社を、「テコンV」の著作権を保有する会社が訴えた裁判。パクりとそのパクりの裁判って(苦笑)。
「テコンVはマジンガーZなどと区別された独立した著作物、もしくはこれを変形・脚色した二次的著作物に該当する」との裁判所の判断を「テコンVがマジンガーZのパクりではないと認められた」と喜んでいるわけだ。
裁判所の言っていることは、小説の翻訳本や原作を元に作成した映画、原曲をアレンジした音楽作品と同じ、ということ。韓国メディアは「独立した著作物」との表現にのみ飛びついたってこと。
これだけ似ていて「パクリじゃない!」って開き直られても(苦笑)。現在でも、韓国では日本のアニメが人気だ。「ワンピース」「NARUTO」「銀魂」「ポケモン」などが上位に入る。日本のアニメは世界的にも名が知られているのだから、素直に楽しめばいい。
韓国メディは今回の「テコンV」の件で、自尊心というか愛国心というかが刺激されたんだろうが、こと対日本となると途端に偏狭になるのはいかがなものか。韓国アニメが中国でパクられたとしたら、どんな反応する? 中国を思いっきり攻撃するんじゃないの? ダブスタにならないようにね。
ところで、当時東映動画や永井豪(ダイナミックプロ)は韓国の会社を訴えなかったのかね。事情は知らないがこういうのを放置してはいけないと思うぞ。
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