夏の高校野球(甲子園)が暑い中熱戦を展開中だ。今年は特に暑いので、選手も応援する側も大変だ。TVなどで盛んに「熱中症」に関する注意事項が流れる。「外に出るな」「屋内でも冷房を積極的に使え」など、警告に近い物言いだ。

夏の甲子園は高校球児にとって最高の舞台である。最後の夏になる3年生は必死だ。もちろん3年生だけではなく、全国の高校球児に共通する思いだろう。暑いだの言わないで頑張ってしまう。

主催者の朝日新聞は猛暑の中での開催に対し、いろいろ対策をやっているとアリバイ作りの記事を乱発している。このキラーコンテンツは、絶対に死守するという意思表明だ。本業が傾いている現在、不動産業と並ぶ金儲けの手段だ。言論機関とは名ばかりだな(苦笑)。そのため、暑さ・熱中症などに関しては、お得意の「報道しない権利」を行使しまくり中だ。

西東京大会の決勝後、投手が救急搬送
開会式の予行練習で女子生徒6人が熱中症
開会式でも女子生徒と観客計17人が熱中症
連日20~60人もの観客が熱中症
主審が熱中症で交代
などを朝日新聞は報じていない。この調子だと、最悪の事態が起こっても報道しないだろうな。

「猛暑にどう備えるかで、大会の成否が決まる」などと嘯く朝日新聞。高校野球に関しては、何でも「美談」にしてしまう朝日新聞。選手の甲子園かける想いも重要だが、安全・健康面は最大限の配慮が必要なのは言うまでもない。

言行不一致なうえ「報道しない権利」を行使しまくる朝日新聞に、責任感のカケラもみられない。朝日新聞お得意の「第三者委員会」で検討してもらってはいかが。

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