自民党・杉田水脈議員が月刊誌へ寄稿した文中で「生産性がない」とLGBTなどの性的マイノリティを差別したとして、各地で抗議デモが行われた。「生産性がない」の表現には違和感があるが、言っていることは税金の使い道の方向性だ。

とは言え「李下に冠を正さず」ではないが、誤解を受けるような表現には気をつけないといけないだろう。

また、LBGT及びその支援者・賛同者が抗議するのもいいだろう。しかし、そこに多数の「部外者」が入ってきていることは、かえってLGBTへの誤解を深める結果にしかならないのは明らかだ。

LGBTデモ?
デモで林立していたプラカードの酷さ。よほど人権意識が薄いとしか思えない。そして、なぜか「安倍辞めろ!」と叫ぶ参加者。「安保法制」「特定秘密保護法」「カジノ反対」などのデモでも見かけた顔ぶれ。

さらには、目立つこと最優先で出てくる国会議員の「人権屋」。こいつがいると、すべて胡散臭く感じるのはなぜだろう(苦笑)。こいつが写っている写真を使う毎日新聞も、どうかと思うぞ。(「変なデモには必ず顔を出す福島瑞穂」参照)

もちろん純粋な抗議者も多いだろうが、デモを反政府的に利用しようとする面々が紛れ込んで、しかもそちらの方が目立つような、いつも状況になっている。その界隈が昔から使っている手口。反対運動や抗議運動が起こると、どこからともなく現れて、その活動自体を乗っ取って行き、いつの間にか反政府活動へと変えていく。成田・三里塚あたりからの使い古した手口。

その証拠に、こういう抗議活動は絶対に野党関係者には向かない。菅直人が過去に「生産性がない」と発言していたことがバレても、誰も菅のことには触れない。所属の立憲民主党へもしかりだ。

こういう現状を分かっていながら、本質に触れないオールドメディア。社説を使って杉田議員を批判した朝日・毎日の両紙は、話を広げて自民党批判へと持って行った。毎日新聞は出版社の責任にまで言及した。

と言うことは、朝日・毎日は最低でも菅も批判しないと、それこそ辻褄が合わないぞ。本当に両紙がLGBTのことを考えているなら、なおさらだろう。