朝日新聞の本質隠しはいつものことだが、何を守ろうとしているのか? 7月27日の社説「夏のスポーツ 細心の注意と工夫で」を読んで、あぁ~日教組(左翼)教員と夏の高校野球かと納得。
各地で行われている種々の大会などで行われている対策や工夫を示し、「きめ細かな準備と適切な判断で、不測の事故を防ぎたい」などとしたり顔で書く。しかし朝日の社説は、あくまで表面的な対応の羅列であって、まったく本質に触れていない。それは何か? 指導する側の対策だ。
先に「運動部のみんな、熱中症『無理』『もうダメだ』の勇気を」の見出しの記事を書いた中小路徹は、「罰走で校舎周り80周」などとバカな指示をした教員の「知識不足」「甘い認識」「未だに残る根性論」などに目をつむって、批判すらしていない。
今回の社説も同様だ。大会運営などの対応も、もちろん必要なことだが、本質は指導教員の「無知」「非常識」である。この「無知」「非常識」は大会運営を工夫したくらいではどうにもならい。
なぜ朝日は教員の「無知」「非常識」に言及しないのか? 言及した上で教員の「正しい知識と判断力」を向上させろと言わないのか? お仲間の左翼教師を守ろうとしている以外に、理由はないだろう。
それに「猛暑にどう備えるかで、大会の成否が決まる」と書くが、この一言に凝縮されているのが、夏の高校野球は「どんなに暑くても絶対にやり通す」という意思表明以外の何物でもない。おざなり(表面上)の対応をするからいいだろう、と言うこと。
そこには中小路が書いた「運動部のみんな、熱中症『無理』『もうダメだ』の勇気を」は「そんなもん、聞かないぞ」と言っているに等しい。
中小路も社説も、一見尤もらしいことをいっているのだが、それは表面上のことでしかなく、自分たちの利権とお仲間を守ろうとしているに過ぎない。どんなに対策や工夫をしても、真夏に行うスポーツの危険が100%除かれることは絶対にない!
朝日新聞は天文学的に小さいことでも、危険性が除かれない以上原発は再稼働してはいけないと書く。まったく同じ論法でいけば、どのような結論に至るかは明らかだろう。
非常識な教員を批判し、夏のスポーツ大会(高校野球含む)の時期移行を検討する必要がある、くらいのことを書いてみろと言いたい。現実に7月30日の行われた西東京大会の決勝で、試合後に投手が体調不良を訴えて救急搬送され、脱水症状を伴う熱中症と診断された。点滴で回復に向かっていることが、唯一の幸いだ。
どうする朝日新聞。
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