オウム真理教による多くの犯罪の首謀者・麻原彰晃ら7人の死刑が7月6日に執行された。3月に複数の死刑囚が東京拘置所から各地の拘置所に移送されたのを受け、執行も近いと言われていた。
法に基づき死刑判決受けた者が執行されただけのこと。それを、あれやこれやと「論調」している自称・有識者や自称・ジャーナリストがいる。個人的には「難癖」の類いとしか思えないけど。
死刑執行前の6月4日に「オウム事件真相究明の会」と言うのが立ち上がった。「事件の周辺や背景には、まだ多くの謎や矛盾が残されている」と言う。簡単に言えば会の名称通り「真相究明ができていない」ということらしい。
6月29日の声明文では「私たちは国に対して求めます。麻原彰晃こと松本智津夫に対して、死刑執行前に精神疾患に対する治療を速やかに行い、その情報を公開することを要請します」だそうだ。
今更感しかない。上記のことを考えていたなら、なぜ10年前から積極的活動してこなかったんだ? 執行が近いと感じ、慌てて会を立ち上げたようにしか思えない。
そんな「オウム事件真相究明の会」だが、呼びかけ人・賛同人を見て、妙に納得してしまった。青木理、雨宮処凛、大谷昭宏、香山リカ、田原総一朗、安田浩一など、呼びかけ人には豪華メンバーが並ぶ。なるほどな、ある特定の意図を共有している人々の集まりだ。
結果的に、会の発足後1ヶ月で死刑が執行されてしまったが、今後この会の活動がどういう方向に向いていくかは、ある程度予測できる。見え見えだ。
繰り返すが、なぜ今頃こんな会を立ち上げたのか? なぜ10年前から活動してこなかったのか? この疑問の先にあるものは・・・。分かりやすいなぁ~(苦笑)。
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