朝日新聞は「モリカケ」に運命を託すようだ。朝日新聞読者は付いて来てくれるのか? お仲間はいつまで「朝日頑張れ」と言ってくれるのか? こっちが心配になってしまう(苦笑)。「日曜に想う」というコラム「茶番は本気に勝てないんだな」を読んでそう思った。筆者は編集委員の福島申二。
まあ、コラムなので筆者の主観が入るのはある程度許容されるが、その主観は事実を元にしたものでなくてはならいのは当然のこと。しかしコラムを読む限り、福島は一部の事実を意図的に無視しているように見える。
「今治市にだけ限定する必要はまったくない。地域に関係なく2校でも3校でも意欲のあるところはどんどん認めていく。速やかに全国展開をめざしたい」との首相の発言を引用し、「加計という木を隠すために無理やり森を作るような、権力者の放縦といえる発想だろう」と断じる。
しかし、「獣医学部の新設は認めない!」と主張し、特区の流れの中でも「1校だけだ!」と強硬論を言っていたのは日本獣医師会だ。その獣医師会から政治献金を受け、その思惑通りに動いた国会議員がいたことを国民は知っている。
これ以外にも、自分たちに都合の悪い事実は報道しない。でも、ネットで直接1次資料に触れることができるようになった国民からすれば、ただのご都合主義でしかない。
「首相や麻生太郎財務相の言動を見るにつけ、『世間ずれ』ならぬ『権力ずれ』の語が重なるのは筆者だけだろうか」とも書くが、「はい、あなたとそのお仲間たちだけでしょうね」と答えざるを得ないな。
安倍首相などの言動・行動を「茶番」と捉え、「支持率を気にしない政治家はいない」から、支持率を下げるという「本気」を見せようと言っている。「アホか!」と言いたい。この1年以上何を見てきたのか。これでもかっ! ってほどの印象操作を繰り返した挙げ句が今現在だ。
支持率が一定以下にならないことを焦っているのだろうが、いい加減気づけよ。自分たちが「世間ずれ」していることを。
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