国会での党首討論が5月30日実施で調整されていたが、革マル枝野が「実のあるまともな議論には到底なり得ない。むしろ(より多くの質問時間を確保できる)予算委員会の集中審議で首相とやりたい」と言い出した。
野党の細分化に伴い1党当たりの持ち時間が短くなったことが背景にあり、一見まともな言い分のように聞こえるが、実は体のいい「逃げ」言い訳である(分裂して時間を短くしたのは誰だ! と言いたいところだが)。
予算委員会などの質疑は、野党が言いたいことを一方的に言う(質問する)だけで、双方向の議論ではない。枝野にしてみれば、好き勝手言いたい放題で、何を回答されても「疑惑は深まった!」って言ってればいい。
ところが党首討論になれば、首相側からの質問も当然ある。首相の反論含みの質問に、枝野が答えないといけないケースが出てくる。つまり党首討論は、首相のみを直接「攻撃」できるメリットがあるが、その反面「反撃」を喰らうデメリットもある。枝野からすれば、元々中身のないネタで追求することに無理があるのだから、本質を突いた反論を喰らうと立ち往生する心配があるのだろう。
それから逃げただけの話。
野党各党の時間が短いと言うなら国民民主党と調整し、今回は国民、次回は立憲とかすればいいだけ。国民の玉木が乗り気なのだから、そいうことも可能だろう(共産党は譲らないだろうが)。
結局、枝野は国会で議論する気などさらさら無いのだ。一方的に言いたいことを言って「疑惑、疑惑!」と言ってれば事足りる予算委員会でないと困るのだ。図らずも「モリカケ」は反論されると困るネタであることを、枝野自身が暴露してしまったということでしかない。
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