朝日新聞の浜松支局長が、保護者限定の説明会が開かれた美容関係の専門学校に身分を偽り侵入したとして罰金10万円の略式命令を受けた。細かい経緯や内容は報道されていないので分からないが、「建造物侵入罪」で略式起訴されたのをみても、悪質だと判断されたのだろう。

保護者の協力を得て「叔父」とウソを言わせ侵入している。この保護者も幇助の罪で罰金の5万円の略式命令を受けている。つまり、取材協力者も犯罪者にしてしまったのだ。

刑事罰を受けるような取材の仕方には問題があるだろう。しかし、朝日新聞は「取材目的だったが、社員が刑事処分を受けたことを重く受け止め適切に対処する」とのコメントは出しているが、この件をまったく報道していない。知らんぷりを通すつもりのようだ。隠蔽だな。「報道しない自由」の炸裂だ!

これは単に記者個人の問題ではなく、「取材目的」なのだから朝日新聞社の問題である。それなのに法令遵守を言うでもなく、取材方法を改めると言うでもなく、単に「適切に対処する」。他社の不祥事には偉そうに上から目線で講釈を垂れるのに、自社のことになるとこれだもの。

支局長からすれば、「オレは朝日の記者だ! 取材なんだからいいだろう!」的な傲慢さがにじみ出たのだろう。これこそ朝日新聞の体質。犯罪も厭わないのだから、ねつ造記事・ウソ記事を書くことなどに躊躇がないのは当たり前。

これぞ、朝日新聞!