名護市長選で渡具知氏が当選して1ヶ月。ところが、朝日新聞は未だにこの結果が受け入れられないようだ(苦笑)。

3月2日の「社説余滴」で、論説委員・野上隆生が未練がましく、うじうじ書いている。題して「名護の逆格差論、再評価を」だってさ。中身は、稲嶺前市長がいかに素晴らしかったかを、朝日新聞目線で滔々と語っている。
「退任式での稲嶺氏の言葉と市民の姿が今も忘れられない」
「抱えきれない花束に埋もれ、最後は胴上げまでされて市役所を去った」
だとさ。

コラムの中身は、稲嶺が名護市にとっていかに有用な市長だったかということを、これでもかと書いている。そして、沖縄の復帰後に策定された「逆格差論」を持ち出し、この理念に地方自治の可能性を見いだした人もいるだってさ。

稲嶺がこの理念を追求していたわけでも何でもないのに。だって稲嶺の目玉公約って「中国からパンダを誘致しよう!」だぜ(苦笑)。

まあ、朝日新聞が稲嶺自身や稲嶺市政をどう感じようと勝手だが、朝日新聞自身がよく使う「複眼的」に野上が見ているようには見えない。

相変わらずの偏狭な個人思想を前面に出し、反政府・反安倍で凝り固まると、名護市の今後よりも稲嶺への未練の方が大きいらしい。

朝日新聞は現実を受け入れよ! 選挙結果は「民意」だ。良い悪いもない。いつまでも「稲嶺が良かったのに・・・」などとグズグズ書いている姿を見ると、振られた女を思い出し泣いているようにしか見えない。

野上よ、そんな暇があったら今後の名護市のことについて語った方が、よほど建設的だと思うぞ。例えそれが朝日新聞的戯言であっても。